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2014年6月12日 (木)

[野菜の学校]伝統野菜の可能性-マスコミの注目度

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最近、新聞やテレビに、よく伝統野菜が取り上げられます。そこで、朝日新聞編集委員の大村美香さんに「マスコミの注目度---メディアのなかの伝統野菜」と題してお話をいただきました。
 
まず、配付資料にある朝日新聞記事の露出データから。
2014年1月1日~6月1日に、文中に「伝統野菜」という言葉が使われている記事は38本。そのほとんどが地方版で、「街ダネ・話題もの」の扱いが多い。△上の写真はその例(2012年12月27日東京版「食卓のタネあかし」)です。
 
このほか以下、特に印象に残った点をまとめました。
■メディアの課題
  • 「街ダネ・話題もの」の扱いは瞬間を切り取るもので、論点が深まりにくい。
  • この論点の一つとして大村さんが挙げたのは「地域固有なのに、広域流通を目指す矛盾」です。多くの参加者の共感をよび、アンケートでもこれにふれている人が目立ちました。
■伝統野菜はオルターナティブ
  • 伝統野菜は、地産地消、地域社会、郷土料理、農業と環境といったコンセプトと重なっており、失われつつある価値の典型例。そこで、大村さんの提示する伝統野菜のアイデンティティ、というか現在的本質を表すキーワードは「オルターナティブ」。
  • オルターナティブとは、既存の支配的なものに対する、もう一つのもの。特に産業社会に対抗する人間と自然との共生型の社会を目指す生活様式・思想・運動など。(広辞苑)
■メディアに情報提供する際のアドバイス
以下をおさえると記事になりやすい。(これ、手の内を明かしてくれたってことです)
  • 数値的データ:栽培面積、生産者数、生産量などを揃えて出すこと
  • 歴史的経緯:来歴、栽培歴、名前の由来などを、伝聞ではなく、できるだけ出典をあたれる資料や専門書の名前とともに示すこと
  • 実物の野菜:実物がなければ写真などでもよいが、絵になる材料が必要
  • 伝統野菜の定義:いろいろなので、それぞれの定義でよいが、伝統野菜とはなにか、どう考えるかを伝えること
 

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