野菜の学校(8)おくいも
二度目は明治時代。新政府は、欧米からたくさんの種苗を導入しました。
江戸、明治のどちらが定着したにせよ、全国各地で「救荒作物」としてつくられましたから、たくさんの地方名があります。『日本植物方言集』という書物には、わずかの違いをふくめ262種類もの名前が載っているそうです。
いわきの「おくいも」は江戸時代に入ったものの流れか、明治以降のものが伝わっているのか、わかりません。手がかからず、病気に強く、収穫後に芽が出るのが遅いので、重宝され、長く食べられ続けてきたといいます。かなり大ぶりで、でんぷん質が多く、煮くずれしにくい特徴があります。
わさびだいこんのすりおろしも味わっていただきたく、素揚げの「おくいも」にかけるドレッシングに入れました。
- おくいも 600g
- わさびだいこん
- 酢 1/2カップ
- 砂糖 大さじ1・1/2
- しょうゆ 大さじ1
- 削りがつお
- 揚げ油"
- おくいもは皮をむいて2cm角に切り、素揚げ
- わさびだいこんはおろして、辛さをみながら、土佐酢に加える
- 挙げたおくいもに2をかける"
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