« 野菜の学校(13)いわき昔野菜図譜 | トップページ | 井川の在来作物 »

2014年7月26日 (土)

ランチの野菜度 静岡市「たがた」

1_1_10

  • 野菜の学校スタッフと取材
  • 3,000円
  • 折戸なすの料理(特別メニュー)+おそば+番外「食べくらべと試食」
  • 野菜度=★★★★☆
◇8月の[野菜の学校]は2日(土)、テーマは「静岡在来作物と各地のなす」です。静岡在住の野菜のお仲間、遠山由美さんと中村千夏子さんに案内してもらい、「折戸なす」の圃場を見学しました。そのあとのランチです。
 
◇「たがた」は、千夏子さんから聞いていた噂のおそば屋さん。行ってみると「支度中」の看板が掛かっています。お昼の営業が終わったあとの特別な催しとして、セットしてくださったのです。
 
◇ランチのサブライズは、いま見てきた「折戸なす」のお料理と、お客さまたち。お店には、8月2日(土)の[野菜の学校]でお話をしてくださる稲垣栄洋先生と、井川でそばをつくっている「あんばざぁ倶楽部」の望月正人さんご夫婦たちがいらしていました。
 
◇店主田形治さんの名刺には「静岡在来そばブランド化推進協議会幹事長」と書いてあります。お料理の解説にはじまり、静岡のこと、そばのこと、在来作物、焼畑から椎葉村まで、熱く熱く語ってくれました。
 
▼折戸なす
1_1_2
 
▼折戸なすの刺身
1_1
 
皮をむいて2ミリくらいの薄切り。塩とゴルゴンゾーラが添えてありました。「やっぱり皮はむいた方がいいのかなぁ」「もっとうすく切れば?」などなど、[野菜の学校]でどういう食べ方をするか、検討中。
 
▼折戸なすの揚げびたし そばがき添え
1_1_2
 
揚げてだし汁に浸けるという、ゼッタイにおいしい食べ方。そばがきは鹿児島在来のそば粉を使っているそうです。
 
▼折戸なすの焼きびたし
1_1_3
 
こちらは焼なすの皮をむいて、ひと晩だし汁に浸けたもの。ゆでたオクラと生のズッキーニを添え、とうもろこしのすり流しをかけて。
 
▼折戸なすのみそ炒め風
1_1_4
 
なすを揚げてフライパンで焼き、さくらみそでつくったたまみそをからめたもの。さすが手が込んでる。甘とうがらしも入っていた。
 
▼おそばにつける岩塩
1_1
 
それぞれカリカリと削っておそばの登場を待ちます。
 
▼井川の焼畑でつくったそば粉の10割そば
1_1_5
 
静岡の秘境の焼畑でとれたたそば粉を使った、そばの香り高いおそばです。塩をつけていただきます。「アーモンドのような、ナッツのような…」という表現も出ました。
 
▼清水在来そば粉の10割そば
1_1_6
 
こちらも、10割そばとは思えないつるりとした食感です。あえて特長を分けると、香りは焼畑、食感は清水在来かしらね、ちょっと乱暴だけれど。こちらはつゆで食べたほうがおいしい、という意見も。
 
▼焼なすのアイスクリーム
1_1_7
 
焼なすの香ばしさが、口の中で溶け出すアイスクリーム。なすは、しっかり焼いて皮をむきフードプロセッサにかける。だからこの香りなのね。
 
▼番外・食べくらべ 井川なすの刺身
1_1_8
 
歯触りはやわらかく、ほのかに甘い。ちょっとゴソゴソするような食感は、折戸なすよりもやや厚めだったせいかも。皮をむいているから、えぐみはぜんぜんない。
 
▽井川なす
1_1_3
 
▼番外・試食 井川きゅうり
1_1_9
 
「我輩はきゅうりである。名前はまだない。」というきゅうりが、井川には少なくとも4種類あるのだそうだ。タネのまわりは水分がたっぷり。畑や山に行くときは、きゅうりを2、3本リュックに入れて行くという。みそか塩といっしょに。きゅうりのカリウムやビタミンC、それに塩分が加わるのだからスポーツドリンクのようなものだし、第一おいしい。
 
◇おそばを除けばすべて野菜を使ったお料理。なので、★★★★
 
■手打ち蕎麦 たがた
静岡市葵区常磐町2丁目6-7
054-250-8555
 
 

|

« 野菜の学校(13)いわき昔野菜図譜 | トップページ | 井川の在来作物 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

ランチ」カテゴリの記事

レストラン」カテゴリの記事

料理」カテゴリの記事

伝統野菜・地方野菜」カテゴリの記事

野菜(果菜類)」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ランチの野菜度 静岡市「たがた」:

« 野菜の学校(13)いわき昔野菜図譜 | トップページ | 井川の在来作物 »