野菜の学校(2) 折戸(おりど)なす
2005年に国のジーンバンクに保管されていた折戸なすの種200粒から、遠藤さんと研究所が同数のタネで栽培を始めたそうです。発芽率が同じだったので、その次の年からは、すべて遠藤さんが担当。少しずつ栽培農家を増やしていったと聞きました。
このあたりは、温暖で日照時間が長く作物の生長が早いことから、促成栽培の発祥の地とされており、促成栽培のなすが、毎年江戸の将軍家へ献上されていたという記録も残っているとか。ハウス栽培はその伝統に連なるもの、といえそうです。
▼タネをとるためのなす
「折戸なす」のタネは自家採種。採種用のなすは大きく育てます。重いので、白いテープで吊ってありました。
「折戸なす」は、食べくらべの中心となる野菜。「蒸し」と「焼き」を用意しますから、試食は生で。白糸とうがらしのしょうゆ漬けをアクセントにしたサラダ風です。薄くスライスすると、生のままでいただけます。
| 固定リンク
「グルメ・クッキング」カテゴリの記事
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- ティラミスチョコレート(2020.07.21)
「食」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
「野菜の学校」カテゴリの記事
- 伊吹大根のぬか漬け(2020.06.25)
- 日本の野菜(2020.01.06)
- てるぬまかついち商店の干しいも(2019.06.13)
- 宴の野菜度 銀座「長崎しっぽく浜勝」(2019.02.20)
- 「牧野野菜」の試食(2018.04.15)
「料理」カテゴリの記事
- 伊吹大根の「ぜいたく煮」(2020.06.30)
- 伊吹大根のぬか漬け(2020.06.25)
- のらぼう菜づくしの蕎麦御膳(2020.04.12)
- 八百善よもやま話(2019.05.27)
- 宴の野菜度 麻布十番「更科堀井」(2019.05.25)
「伝統野菜・地方野菜」カテゴリの記事
- はじめまして牧野野菜です。(2021.08.02)
- こうち食べる通信08(2021.03.15)
- 真室川伝承野菜図鑑~雪国を耕す(2021.02.04)
- SEED VOL.18 (2021.01.28)
- 伊吹大根の「ぜいたく煮」(2020.06.30)
「野菜(果菜類)」カテゴリの記事
- パプリカペースト「アイバル」(2020.08.05)
- 福島秀史さんの畑 内藤かぼちゃ(2019.08.07)
- 福島秀史さんの畑 真黒(しんくろ)なす(2019.08.07)
- 福島秀史さんの畑 馬込半白節成きゅうり(2019.08.06)
- 大江戸味ごよみ 6月17(月)寺島なす(2019.06.17)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント