野菜の学校(5) みとり豆
- 宇佐地方を中心とした県北地域では、お盆に、小豆の代わりにみとり豆を使っておこわを作り、近所に配る。みとり豆のあんでまんじゅうやゆでもちを作り、お供えする。宇佐神宮の夏祭りのご馳走でもある。
- お盆に間に合わせるため、5月にタネを撒き、7月末~8月上旬に収穫。タネは各農家が自家採種して保存している。
- 小豆と比べると色が黒くて硬く、風味も異なるが、小豆より作りやすく、多収。
- 2004年度社団法人農山漁村文化協会の「故郷に残したい食材」150点の1つに選ばれた。
- 2002年度末で閉校になった長州高校の家庭科クラブ、最後の卒業生たちのプロジェクト「みとり豆に見るわが町長州」報告書によると
- 地域の人びとはみとり豆の赤飯を美味しく食べやすいと感じている
- ゆでもちは子どもからお年よりまで大人気
- みんなでお盆をたいせつにする風習がある
- 県では地域固有食材発掘事業で、調査、加工特性の研究などの支援をしている。
[野菜の学校]11月の講師、奈良絵美さんが「ぜひ」とおっしゃっていた、みとり豆の豆ごはんを作りました。
- みとり豆を茹で、強火で炊く
- 1度水を捨て、新しい水を入れて、強火で7分位の堅さにゆでて、冷ましておく。
- 米はといで水気を切り、ゆで汁を加えて水加減、浸漬。
- 炊く時に豆を加える。
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