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2015年1月19日 (月)

野菜の学校(8) 城ヶ島の「正月菜」

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「城ヶ島で昔からつくられてきた正月菜という青菜があるんですが、知っていますか?」と神奈川県農業技術センター三浦地区事務所の高田敦之さんに聞かれました。昨年12月に取材に行ったときのこと。
「いいえ」
「お雑煮に入れるので、正月菜というそうです。正月菜という名前は、愛知で商標登録されているので使えないのですが…」
 
そうそう、愛知の「正月菜」にはお目にかかったことがあります。「餅菜」とも呼ばれる野菜で、背の低い小松菜ともいうべき葉っぱです。
▼これが愛知の「正月菜」
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城ヶ島の正月菜は、「そこにある、アブラナ科のナノハナの仲間」と高田さんが指さす方を見ると、やわらかそうな緑色の葉っぱが育っていました。
▼三浦地区事務所圃場の「正月菜」
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お正月を過ぎたら、正月菜はどんな状況だろうか。できれば[野菜の学校]で紹介したい。とお願いしたところ、すくすくと育ってやってきました。
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高田さんは最近、「正月菜」や「そらまめ」などの「城ヶ島野菜」に注目しているとのこと。ネットで探してみたところ、「ノウブン新聞」というブログが「城ヶ島野菜」を追いかけています。高田さんのお話とあわせてまとめてみました。
  • 城ヶ島野菜とは、三浦市城ヶ島で、長年にわたってタネが受け継がれ、住民たちの食文化になじんでいる在来野菜のこと。後継者不足でタネが途絶える心配もあったが、数人の若者たちがタネをつなぐプロジェクトを始める動きがあり、島の特産にしようという期待も高まる。
  • 「城ヶ島野菜」として挙げられているのは、「正月菜」「そらまめ」「草ねぎ」。このほか、この一連の記事に出てきた古くからある野菜は、「さといも」「相模半白きゅうり」「真黒茄子」。
  • 「正月菜」は、城ヶ島ではお雑煮に欠かせない菜っ葉、アブラナ科ナノハナの仲間。
  • 「そらまめ」は、一つのさやに入る豆の数が少なく小ぶりだが、城ヶ島のそらまめは味がいいことで昔から有名だったという。
  • 「草ねぎ」は、ネットの写真で見るとやわらかそうな青ねぎ。
  • 2013年、「城ヶ島野菜をつなぐ会」発足、会員募集。この会は、途絶えてしまうかもしれない島特有の在来作物を守り育てていこうと、住民たちが結成したもの。栽培やタネとりのノウハウを伝承しながら島の「宝」を将来につないでいく。
  • 現在、「正月菜」は神奈川県農業技術センター三浦地区事務所で栽培されている。

    「ノウブン新聞」はここをクリック
 
 

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