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2015年2月12日 (木)

野菜の学校(4) 鹿沼菜

[野菜の学校]2月は栃木の伝統野菜がテーマです。主役の「かき菜」のほかに、ナバナをいろいろ集めたいね、といっていたら、講師の大谷晴美さんが「鹿沼菜」を紹介してくれました。

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△写真の「鹿沼菜」には根がついていますが、通常は根を切り落として販売されます。

「鹿沼菜」は、復活した伝統野菜です。その復活プロジェクトを推進した,宇都宮大学の金子幸雄先生から、たくさん資料をいただきました。ありがとうございました。発掘された地方野菜がどのようにブランド化されていくか、そのプロセスをまとめてみます。
  • 鹿沼市に、古くから知られていた「鹿沼菜」あるいは「鹿沼街道菜」と呼ばれるアブラナ科野菜があったが、その来歴や実体は不明になっていた。2010年ごろから、新しい鹿沼地域の特産物として復活させる動きが始まり、ブランド化をめざす優良系統の選抜を目的とするプロジェクトが進められてきた。
     
  • 2010年度
    ・ 収集した2系統の遺伝的関係の解明
    ・ 長い間自家採種で維持されてきたため、個体変異が大きいため、変異個体を除いた
    ・ 文献や古老の聞き取り調査等から、「鹿沼菜」の基本的な特性を決定。これに基づいて優良個体の選別を行い、AとBの2系統の集団とした
     
  • 2011年度
    ・ AとBについて、自家受粉を行った
    ・ AとBについて、形態的特性とDNAマーカーによる類縁性を検討、「鹿沼菜」は独立したツケナ品種と考えられた
    ・ 優良系統を、宇都宮大学と鹿沼南高校の圃場で形質調査
    ・ 栄養成分解析を行った
     
  • 2013年
    ・ 宇都宮大学と鹿沼南高校は試験栽培を継続
    ・ 生産農家が試作した鹿沼菜の販売状況を分析
    ・ 2014年秋の地域ブランド化に向けた普及活動を展開
     
  • 今後の課題
    1. 選抜した個体をさらに純系化させる
    2. 生産農家の増加と種子の増産
    3. 色や栄養価を付加価値とした加工食材の開発
 
 

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