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2015年3月 9日 (月)

野菜の学校(1) レストランで修了式と記念講演

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[野菜の学校2014]は、昨年7月から3月まで、9回にわたって「日本の伝統野菜・地方野菜 シリーズ5」を開きました。3月はその最終回です。修了式と記念講演を、大手町にあるJAビル地下のレストラン「ラ・カンパーニュ」で行いました。

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△写真は手前から「長崎オレンジ」と「ゆうこう」

■修了式
修了式は型どおり、校長先生の祝辞と修了書の授与。[野菜の学校]の校長先生はNPO野菜と文化のフォーラムの理事長、大澤敬之さんです。
8回以上出席した人に修了書と記念品、1回もお休みしなかった人に皆勤の記念品をプレゼント。ちなみにプレゼントは長崎の香酸かんきつ「ゆうこう」と長崎オレンジ、修了した人には各1個、皆勤の人には各2個でした。
 
■記念講演
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講師は、農研機構野菜茶業研究所の坂田好輝さん。「農研機構における野菜の育種研究」という演題で、農研機構の取り組みをご紹介くださいました。
スライドのタイトルを書き出すと下記の通り。
  • (独)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)とは
  • 農研機構の役割・位置づけ
  • 野菜は多種多様、だって八百屋というくらい…
  • 野菜は「人」が関わる食べものだから
  • 時代を切り開くため
  1. 安定生産への取り組み
    1. 病虫害抵抗性付与…ピーマンの台木「台パワー」、ハクサイ「あきめき
      DNAマーカーの利用による品種育成
    2. 生産の省力化…ナス「あのみのり2号」、カボチャ「ジェジェ」、メロン「フェーリア」
      複雑で長い育成過程…メロンを例に
      遺伝資源の重要性…「折戸なす」
    3. 多収…トマト安濃交9号
  2. 多様なニーズ対応
    1. 加工・業務適性…カボチャ「くりひかり」、長球タマネギ「カロエワン」、「だいこん中間母本農5号」、ネギ「ゆめわらべ」、「きゅうり中間母本農6号」
    2. 新規格・用途開発…イチゴ「桃薫」
    3. 機能性強化…イチゴ「おいCベリー」、タマネギ「クエルゴールド」
紹介された新品種を抜き出してみました。
  • 病虫害抵抗性を付与した品種:ピーマンの台木「台パワー」、ハクサイ「あきめき」
  • 生産の省力化をめざした品種:「あのみのり2号」、カボチャ「ジェジョ」、メロン「フェーリア」
  • 多収を狙った品種:トマト安濃交9号
  • 加工・業務適性のよい品種:カボチャ「くりひかり」、長球タマネギ「カロエワン」、「だいこん中間母本農5号」、ネギ「ゆめわらべ」、「きゅうり中間母本農6号」
  • 新規格・用途開発の品種:イチゴ「桃薫
  • 機能性を強化した品種:イチゴ「おいCベリー」、タマネギ「クエルゴールド」
こうしてみると、加工・業務適性の項目が一番多い。この領域が注目されているということでしょうか。
 
私たちにとって特に興味深い話題は、「遺伝資源の重要性」。昨年8月「靜岡の伝統野菜」のときにやってきた「折戸なす」のこともお話に出ました。
「折戸なす」は徳川家康の好物といわれるなすで、2005年に復活しましたが、そのタネは、野菜茶業研究所が保存していたもの。なにしろ、筑波のジーンバンクと野茶研の共同事業・研究として、ナス科、ウリ科、アブラナ科を7000品種・系統ずつ、ネギ類などを保存している、というのですからスゴイことです。
 
その締めくくりに「遺伝資源は保存が目的ではない、これからの時代のためのかけがえのない財産」とありました。
その通り!と、強く、大声で言いたい。[野菜の学校]のような小さな活動でも、何か力になることを祈って。
 
▽折戸なす
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