金芽ロウカット玄米
■プレゼンテーションのポイント
- 玄米の表面は、蝋(ロウ)と呼ばれる層で覆われている。ロウは防水性が高く、生育条件が整うまで吸水して発芽しないように、玄米(って、要するにタネです)を守るが、このため、以下のようなデメリットがある。
- 食べにくい
- 消化がよくない
- 白米のように簡単に炊けない
- 毒性成分アブシシン酸の可能性がある
- 今回発表するロウカット玄米は、玄米からロウだけを取りのぞいたもので、玄米の栄養はそのまま、炊き方・食感・消化性は白米と同じ。
「シャリ」と呼ばれるにぎり寿司のご飯はとても大事です。にぎり方はもちろんですが、炊き方、温度などご飯そのものが、お寿司のおいしさに大きく関係しています。で、このロウカット玄米の「シャリ」、えー?!、玄米のシャリ?と思いきや、言われなければ気づかない、ふつうのにぎり寿司になっていました。
こちらは、左下の区切りに入っているご飯のうち、左が100%ロウカット玄米、右はロウカット玄米50%+白米50%。左右比較してみましたが、あまり差が感じられないのは事実です。もちろんあら探しをすれば別ですけれど。
スピーカーの一人、日本橋「ゆかり」の野永喜三夫さんは、金芽ロウカット玄米は「白米と同じやわらかさがあり、玄米ではありえない粘りがある」とおっしゃっていました。ただ、にぎり寿司がすンごくおいしいかというと…、メディア関係者約300(確か)人分を一度に提供するのは、お米そのものの能力以前に、そうとうハードルの高いシゴトなんだろうな、と思います。
にぎり寿司とお弁当でいただいた「金芽ロウカット玄米」は、どちらも冷たい。温かかったら、もっとおいしかったかもしれません。
玄米が健康によいことはわかっていても買おうとは思わなかった、私のような白米好きにも使えそうです。冷蔵庫のお米がなくなったら、通信販売を申し込んでみよう。
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