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2015年3月23日 (月)

家めしこそ、最高のごちそうである。

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食生活ジャーナリストの会発足25周年記念シンポジウム「食とメディア」。私は裏方として、場内をウロウロしました。
 
プログラムは、第1部村瀬敬子先生の基調講演「料理とメデイア」、第2部「やまけん」こと山本謙治さんがコーディネーターをつとめるパネルディスカッション「これからの食とメディア」。
そのパネルディスカッションに登場したのが、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんで、『家めしこそ、最高のごちそうである。』の著者です。佐々木さんのことも、この本のことも知らなかった私は、さっそく読んでみました。

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なんだかすご~く自由だなぁ。いろんなルールを、無視しているのではなく、知らないわけでもなく、縛られず、自在に料理しています。
献立の組み立て方について、佐々木さんのおすすめは3ステップ。
  1. 最初に食材から考える
  2. 次に味つけを選ぶ
  3. 最後に調理法を決める
紹介されている味つけのバリエーションは7つ、調理法の種類も7つ。これに手持ちの食材を組み合わせると、無限の数のお料理ができる。確かに。
 
メニュー開発は料理の要素のマトリックスで考える、というヒミツを教えてくれた料理研究家がいます。だから、考え方が佐々木さんオリジナルというわけではたぶんないのですが、どこか独特で、ほかの人と違う。その理由は、「家めし」には、「家庭料理」という言葉の背景にある規範のようなものが、ないことじゃないかしら。
 
「家庭料理」は、時代とメデイアと大衆が作り上げる共同幻想----。以前から感じていたこのことを、私は今回のシンポジウム2015で確認しました。基調講演で村瀬慶子先生がおっしゃりたかったこととは、ちょっと違うかもしれませんけれど。
この共同幻想を増幅させるのは料理研究家、というか編集者とメデイアです。そして、読者あるいは視聴者は、その基調となっている規範に共振・共鳴することによってよい主婦をめざす…。「家庭料理」の世界がきゅうくつなのは、だからですね。
 
この本で、ヤンママやギャルママたちがつくる「家庭料理」のことも初めて知りました。コンビニ食でも中食でもない、質素でシンプルな料理だそうです。そこには「家めし」的自由さがあるのかもしれません。
 
佐々木さんの「家めし」には野菜を使う料理がとても多いのも特徴です(外食はお肉ばっかりなのかもしれない?)。「ドータン(動物性たんぱく質のこと)が足りない!」と言う人もいるんじゃないかな。

■簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。
本体:1300円(税別)
マガジンハウス

 
 

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