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2015年5月20日 (水)

八百屋塾 いんげん豆

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八百屋塾5月のテーマは、さやごと食べる、野菜としての豆です。
お話は、雪印種苗の研究開発本部の大橋真信さん。夕張にある北海道研究農場からいらしてくださいました。
 
 印象に残ったお話は次の通り
  • いんげん豆には、つる性で高く伸びるタイプと、わい性で背の低いタイプがある。
  • つる性は、つるを巻きつける支柱など資材費がかかる。管理もたいへん。ただし、背が高いので、収穫する姿勢はラク。
  • わい性はおカネも手間もつる性ほど必要ではないが、背が低いので収穫するときはずっとかがんだ姿勢のまま。わい性を栽培しているのは高齢の農家が多い。
  • 実をつけたいんげん豆をそのまま収穫しないでおくとタネが入る。植物として子孫を残したと判断して、それ以上花を咲かせ実をつけることはない。長期間収穫するためには、獲り遅れないことが重要。一度に全部収穫するのではなく、何回にも分けてとるので、わい性の収穫はたいへん。
  • 野菜としてのいんげん豆は丸ざやがほとんどだが、丸ざやには、すんなりスラっとして凹凸がないタイプと、豆の丸みがさやに現れて凹凸があるタイプがある。
  • 凹凸のないタイプは関西で人気がある。西洋料理の付け合せなどに使われることが多く、見た目が重要。品種は「キセラ」が代表的。雪印種苗のタネが全国の約9割を占めている。
  • 関東で食べられている「どじょういんげん」は凹凸のあるタイプ。品種は「ケンタッキーワンダー」、「ステイヤー」など。見かけはデコボコしているが、実が太り、その甘味や香ばしさが食味に反映され、味がよい。
  • 丸ざやは若いうちに収穫したほうが高く売れるが、小さいと同じ重量に対して数が必要なので、丸ざやをやめて「モロッコいんげん」など平ざやを作る農家が増えている。
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調理の先生から、「いんげん豆が昔(っていつのことか?)のように安価ではなくなった。気軽にたくさん使えない」という意見が出ました。
そういえば、最近買いものかごに入れるのをためらうくらい。特に、この4月5月は気象状況が野菜の生育に悪影響をおよぼして、野菜全般が高かったのですが、去年も一昨年も「手が出ないなぁ」と思ったことを憶えています。
それは、収穫作業のたいへんさや農家の高齢化が影響しているんですね、きっと。

 
 

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