八百屋塾 いんげん豆
印象に残ったお話は次の通り
- いんげん豆には、つる性で高く伸びるタイプと、わい性で背の低いタイプがある。
- つる性は、つるを巻きつける支柱など資材費がかかる。管理もたいへん。ただし、背が高いので、収穫する姿勢はラク。
- わい性はおカネも手間もつる性ほど必要ではないが、背が低いので収穫するときはずっとかがんだ姿勢のまま。わい性を栽培しているのは高齢の農家が多い。
- 実をつけたいんげん豆をそのまま収穫しないでおくとタネが入る。植物として子孫を残したと判断して、それ以上花を咲かせ実をつけることはない。長期間収穫するためには、獲り遅れないことが重要。一度に全部収穫するのではなく、何回にも分けてとるので、わい性の収穫はたいへん。
- 野菜としてのいんげん豆は丸ざやがほとんどだが、丸ざやには、すんなりスラっとして凹凸がないタイプと、豆の丸みがさやに現れて凹凸があるタイプがある。
- 凹凸のないタイプは関西で人気がある。西洋料理の付け合せなどに使われることが多く、見た目が重要。品種は「キセラ」が代表的。雪印種苗のタネが全国の約9割を占めている。
- 関東で食べられている「どじょういんげん」は凹凸のあるタイプ。品種は「ケンタッキーワンダー」、「ステイヤー」など。見かけはデコボコしているが、実が太り、その甘味や香ばしさが食味に反映され、味がよい。
- 丸ざやは若いうちに収穫したほうが高く売れるが、小さいと同じ重量に対して数が必要なので、丸ざやをやめて「モロッコいんげん」など平ざやを作る農家が増えている。
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