野菜の学校(5) みんな、うり科
富山市、砺波市ほかで栽培。黄色地に8~10本の白い縞模様が入る。肉厚で肉質がよいまくわうり。「菊メロン」と「黄マクワ」の交雑種。
『日本の野菜』(青葉髙著・八坂書房)によると、うりが日本に渡来したのは有史以前。{まくわうり}は「うり」と呼ばれていたが、「きゅうり」などほかのうりが栽培されるようになり、区別するために「あまうり(←はい、出てきました!)」「あじり」「まくわうり」などと呼ばれるようになった。
植物分類では、ウリ科トウガン属。つまりとうがんによく似ている。要するにとうがんです。
「うり」と呼ばれる種類のなかで、もっともメジャーなのが、白うり。青葉髙先生の本には、次のように書かれています。
マクワウリとシロウリはともにメロンの変種で、お互いによく交雑する。作物としては通常別の種類として扱われているが、この点から本書ではいちおう一緒にして見ていく…
さらに「シロウリ」の項に挙げられている別名は以下の通り。
- カタウリ 東北地方
- ナウリ 宮崎
- アオウリ 福井、岐阜 愛知など
- ツケウリ
- ナラヅケウリ
- カリモリ 愛知
歯がグラグラのお年寄りでも食べられるほど、やわらかいから「はぐらうり」。てことは、ふつうのうりはかたい、ということが前提、というか共通認識ってことでしょうね。
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