野菜の学校(3) 桐岡なすをたずねて
▼直売所の「桐岡なす」
[野菜の学校]では、テーマにした地方の伝統野菜を展示、試食するのですが、今回「桐岡なす」はあまり数がないと聞いて、試食できるかどうか心配していました。でも、産地の直売所に行ってみると、たくさん売られていてひと安心。
▽たくさん館
▼「桐岡なす」の畑
「桐岡なす」の圃場を見せていただけることになり、直売所「幡船の里」で待ち合わせました。お目にかかったのは、直売所の事務局長をしておられる舩山真由美さん。お話をうかがうと、「桐岡なす」栽培だけでなく、おうちのことはもちろん、直売所での活動も意欲的になさっていて、「いつかはレストランも…」とおっしゃいます。私たちは、[野菜の学校]の事前取材のとき、各地で舩山さんのような女性にお目にかかることができます。しっかりとその土地に生きておられる、すばらしい方たち…。あちこちへ出かけて行って得られる、大きな喜びのひとつです。
直売所「幡船の里」からクルマで約30分。幹線道路から生活道路に入り、最後はかなり傾斜の急な道の先に生産者舩山真由美さんのお宅がありました。「花好き」とおっしゃるだけあって、庭には花が咲き乱れています。
畑は、お宅の裏に広がっていました。「桐岡なす」のほか、「もちとうきび」「おおしょうが」「ばかうり」などなど、いくつもの野菜が、段々畑にパッチワークのように割り当てられています。
畑の向こうには深い森。関東の広がりの中にある畑とはまったく違う風景です。この畑で野菜が育てられていくことを思い、人を超えた大きな何かと対峙しているような、そのなかで気持ちが静かに落ちついていくような、そんな感じがしました。
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