野菜の学校(6) もちとうきび
以下は『日本の野菜』(青葉髙著 八坂書房)、スイートコーン以前のトウモロコシに関する記述の抜粋です。
- コロンブスが南米からスペインに持ち帰ったものがヨーロッパ各地からアフリカに広がり、東洋には16世紀初頭にポルトガル人により伝えられた。
- 日本には1579年(天正7年)、ポルトガル人が長崎に伝えたのが最初で、江戸時代にある程度広まった。
- 明治初年には穀菽類の一つとして種実が導入され、また別にアメリカから北海道に入り、盛んに栽培された。トウモロコシは乾燥した種実を穀物として食用や飼料にしたばかりでなく、穀物用の品種の未熟の雌穂を収穫して、焼いたりゆでたりして食べることも多かった。
- 各地でさまざまに呼ばれていたが、関東語が標準語とされることが多いため、「トウモロコシ」が代表的な名称となり、全国的に「トウモロコシ」と呼ぶようになった。しかし、現在でも北海道や東北地方、北関東、九州、四国の一部では「トウキビ」と呼び、北海道と東北地方では単に「キビ」と呼ぶ地域が多い。
- トウモロコシには7つの変種が知られている。日本で古くから栽培したのは主として硬粒種(かたつぶしゅ、フリントコーン)で、主として穀物として利用した。
「もちとうきび」は、舩山さんの畑の撮もつの一つです。
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