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2015年10月 4日 (日)

りんご盛岡68号-第13回フルーツセミナー

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果樹研究所が開く第13回フルーツセミナーに参加しました。会場は自由が丘にある「緑が丘会館」。第1部は「育成系統求評会(りんご盛岡68号)」です。
 
 「盛岡68号」という、まだ開発番号しかもっていないりんごがテーマ。会の趣旨は、このりんごは世に出て行くことができるかどうか、意見を聞きたいというものです。方針を決めかねているのは、「盛岡68号」には次のような特長と問題点があるからだそうです。
  • 「つがる」とほぼ同時期に収穫できる早生りんご
  • 特長:果実が大きく、食味がすぐれている
  • 問題点:果皮色が鮮明でない、くすむ

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■「盛岡68号」の開発プロセス
  • 1993年 さんさ×千秋を交配
  • 2000年 初結実
  • 2002~8年 試験?
  • 2009年~ 東北から岐阜まで17カ所で試作⇒栽培⇒評価

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■「盛岡68号」と「つがる」との比較
  • 2015年は9月8日(火)に収穫。「つがる」と同じか、少し遅い
  • 果実重 68号:415g つがる:295g
  • 肉質(硬度) 68号:13.5 つがる:11.8
  • 糖度 68号:13.5 つがる:12.9
  • 酸 68号:0.18 つがる:0.24
  • ※68号の硬度、糖度の数値が同じなのは、聞き違いかメモ違いかもしれない
  • 貯蔵性
  • 常温(20℃) 68号:10~14日 つがる:7日
  • 冷蔵(1~4℃) 68号:2~5か月 つがる:1.5か月
  • 生理障害 68号:ガクの部分の裂果(6%) つがる:なし
  • 収量性 68号:落下防止剤不要 つがる:落下防止剤を使わなければ30%以上落果

■食べくらべた結果
▽盛岡68号
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▽つがる
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  • 「つがる」のほうが褐変が目立ち、果肉がやわらかく、ぼんやりした味。ちょっと古かったのかもしれません。
  • 「盛岡68号」は、ジューシーで、甘さも酸味もありしっかりした味です。果肉のかたさも適度。
  • 問題となっている「盛岡68号」の外見ですが、ギフト用ならルックスが大事でしょうけれど、家庭用にはぜんぜんOK。ギフト用でないということは、高価にはならないということで、消費者にとってはありがたい存在になるかもしれない。試食販売で味をアピールすれば、安く売らなくても、キビシイ世界を生きていけるのではないだろうか。
  • ふつうは皮をむいて食べるので、その状態で比較すべきでしょうけれど、果皮ありと果皮なし、両方食べくらべたほうが、味や香りなど、もっとはっきりわかると思いました。
 

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