野菜の学校(8) おいねのつるいも
[野菜の学校]へやってきた「おいねのつるいも」を作っている檜原村の農家をたずねる機会がありました。聞いてみたら、「山を越えれば山梨。歩いて40分くらい」というのです。確かに、それならお嫁入りも可能だ。
農家のご主人は、山梨のお祭りに、子どもを連れて行ったこともあるそうです。まあ40分くらいなら、歩けるかな。お祭りに行くんだし。その母上の昔語りに、狐に化かされた話も残っているような山道だったとか。お祭りに山を越えていくということは、もしかすると山梨のほうが本家?なのでしょうか。「檜原は、武田の末裔と縁がある」とも。なるほど、それなら山梨に親しみを持っていても不思議ではありません。
「おいねのつるいも」はさらに奥多摩に広まり、そのもとは治助じいさんが檜原村から入手したというので、「治助芋」と呼ばれるようになったといいます。
[野菜の学校]2015年10月の講座「山梨の伝統野菜・地方野菜」で、もしかすると親戚かもしれないじゃがいも3種を展示しました。左から山梨の「富士種」「おちあいいも」、東京の「おいねのつるいも」
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