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2015年12月 8日 (火)

野菜の学校(1) 島根の伝統野菜

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講座「日本の伝統野菜・地方野菜」12月のテーマは島根。
 
島根の伝統野菜というと、すぐ出てくるのが「津田かぶ」ですが、今回の主役は2011年に品種登録された「出雲おろち大根」です。名物の出雲そばにあう薬味として利用されてきた自生のハマダイコンから、島根大学生物資源科学部教授の小林伸雄先生が選抜・育成されたもの。地域の食文化と結びついた野菜をベースに誕生した、未来へつながる伝統として、注目すべきと考えました。
 
 
お話は、小林先生です。ご専門はツツジなど園芸植物。アルゼンチン園芸開発計画に参画されたことから地域の植物遺伝資源に注目され、帰国後京都大学から島根大学に移って、「出雲おろち大根」を開発されました。「出雲そばをおいしく食べたかった」とか。在来野菜を評価して、地域の古くて新しい食文化を創造していくために、官学から生産者、料理人まで巻き込んで、精力的に活動しておられます。
 
島根からやってきたのは、「出雲おろち大根」のほか、「津田かぶ」「あいかごぼう」「くにびきキャベツ」「はまぼうふう」「おおち鍋ねぎ」「大和いも」「奥出雲椎茸・舞茸」などきのこ、「あすっこ」「雲州人参」「出西しょうが」など。「ぼてぼて茶」や松平不昧公お好みの銘菓「山川」「菜種の里」も加わりました。

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