野菜の学校(14) おおち鍋ねぎ
- 邑南町は朝晩の気温の寒暖差が大きい気候と、粘度の高い黒ぼく土壌に恵まれている
- 消費者(広島市内)の声を聞いて、2008年に誕生
- 霜の降る季節だけ収穫できる、12月~1月の冬季限定
- 鍋料理に適している、甘くてやわらかいねぎ
ところで、「白ねぎ」という呼び方はいつ頃から関東で使われるようになったか…。私の頼りない記憶によると、昔は「長ねぎ」と呼んでいだ(と思う)。「白ねぎ」というコトバを聞いて「あれっ」と思ったのは、数年前、名古屋の方とお話ししていたとき。そのとき「白ねぎ」というコトバに初めて出合った(と思う)。
で、私は、「白ねぎ」というコトバが西から東へやってきたような気がしているのかもしれない。つまり関西に「長ねぎ」が進出したとき、これまでと違う白い部分を食べるねぎなので「白ねぎ」と呼ばれた。その呼び方が全国区のものになった、という仮説。逆に、たとえば「博多ねぎ」などのおかげて関東で青ねぎが知られるようになったときに、それに対比させて関東の長ねぎを「白ねぎ」と呼ぶようになった、と考えることもできるけれど、古くからあるものの名前を変えるより、新しく入ってきたものに名前をつけるほうが自然ではないだろうか。市場や研究などの専門家はもっと前から使っていたのかもしれないけれど。
▼試食は「ねぎのしゃぶしゃぶ風」
- おおち鍋ねぎ
- 雲州人参
- アゴだし
- 酒
- 薄口醤油
- 出西しょうが
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