野菜の学校(16) 松江の和菓子
島根の人と食の話をしていると、よく登場する不昧公。茶道を究め、「不昧流」を興した松江藩の第7代藩主です。松江城のまわりには、不昧公ゆかりの茶室が点在し、市民に愛されているとか。松江市民のお茶の消費量は全国平均の5倍、和菓子の一世帯あたりの購買量は1.5倍だそうです。上の写真は、今回の講座の前に、取材のために島根に行ったとき宿泊した旅館で、出発の朝サービスしてくれたおうすと和菓子「山川」。で、[野菜の学校]でも試食メニューに入れたわけです。
△山川不昧公の歌から命名された、日本三大銘菓のひとつ。紅白の打ちもので、落雁のなかでもやわらかくしっとりとした食感。紅は紅葉、白は渓流を表現した秋のお菓子。紅、春は桜に見立てるのだそうだ。△菜種の里
不昧公が名前をつけたという、松江三大銘菓のひとつ。菜の花畑に白い蝶が飛び交うさまを表現している。餅米を製粉した「寒梅粉」と「しとり」という砂糖をまぜて、ふるいに通し木枠でかためて作る。白い蝶(左角の下方にわずかに見える)は、玄米を鍋で炒ったもの。
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