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2015年12月15日 (火)

野菜の学校(6) スサノオの姉妹

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「スサノオ」は、土地の食文化に結びついた在来の野菜から誕生した「出雲おろち大根」の品種名。新しい伝統創造の中心となった島根大学の小林伸雄先生は、その姉妹「紫おろち」と「赤おろち」を育成しているところです。狙いは、料理の彩りや食品色素源などの利用拡大。

 
姉妹「紫おろち」と「赤おろち」の育成は次のように行われています。
  • 2006年、「出雲おろち大根」に「からいね赤」と「紅心大根」を交配
  • 2007年以降、色と形に着目して選抜し、紫系統と赤系統に分けて交配、選抜を繰り返す
それぞれの色素の種類がわかりました。
  • 紫系:シアニジン
  • 赤系:ぺラルゴニジン
「出雲おろち大根」の抗酸化活性は「耐病総太り(青首)」の3倍以上ありますが、「紫おろち」「赤おろち」では5倍以上、とさらに強い活性をもっているとのこと。近日正式デビュー予定だそうです。

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