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2015年12月17日 (木)

野菜の学校(8) 津田かぶのはで干し

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江戸時代から栽培されてきた、島根の伝統野菜「津田かぶ」。漬けものに適したかぶで、その下ごしらえが「はで干し」です。

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[野菜の学校]の事前取材で、松江市の津田かぶ圃場の「はで干し」を見学したとき、雨が降っていました。
 
▼「津田かぶ」のはで干し
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「はで」というのは、稲や野菜を干すための頑丈な「物干し」のこと。「稲木」と呼ばれたり、地方によって「稲掛け」「稲機(いなばた)」「稲架(はさ、はざ、はせ、はぜ、はで)」などと呼ばれる。で、「はで干し」と呼ばれる。
雨に洗われて、つやつやと鮮やかな色の「津田かぶ」。漬けものの準備として、本来は日本海からの寒風に1週間さらして乾燥させるのですが、こんな風に雨にあたるとどうなるのかしら。
 
▼「津田かぶ」
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まるで翼をつかまれた鳥のような姿。津田かぶ漬けの土江(つちえ)本店の若主人が、「津田かぶ」の圃場から一つ抜いて見せてくださいました。

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白い部分が土の中に入っていて根を張り、紅紫色の部分は背軸で、横に倒れて太陽を浴びながら育つ。
 
▼土江本店でぬか漬けを見学
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▼[野菜の学校]で試食した「津田かぶ」のぬか漬け
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「ぬか漬け」という言葉のイメージと違って、フレッシュな味わい。塩分はよくなじんでいますが、塩辛くなく、たいへんけっこうでした。
 
 

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