野菜の学校(8) 津田かぶのはで干し
[野菜の学校]の事前取材で、松江市の津田かぶ圃場の「はで干し」を見学したとき、雨が降っていました。
「はで」というのは、稲や野菜を干すための頑丈な「物干し」のこと。「稲木」と呼ばれたり、地方によって「稲掛け」「稲機(いなばた)」「稲架(はさ、はざ、はせ、はぜ、はで)」などと呼ばれる。で、「はで干し」と呼ばれる。雨に洗われて、つやつやと鮮やかな色の「津田かぶ」。漬けものの準備として、本来は日本海からの寒風に1週間さらして乾燥させるのですが、こんな風に雨にあたるとどうなるのかしら。
まるで翼をつかまれた鳥のような姿。津田かぶ漬けの土江(つちえ)本店の若主人が、「津田かぶ」の圃場から一つ抜いて見せてくださいました。
白い部分が土の中に入っていて根を張り、紅紫色の部分は背軸で、横に倒れて太陽を浴びながら育つ。
「ぬか漬け」という言葉のイメージと違って、フレッシュな味わい。塩分はよくなじんでいますが、塩辛くなく、たいへんけっこうでした。
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