« 西洋なしフォーラム-展示3 | トップページ | リーガル・レッド・コミス »

2016年9月30日 (金)

西洋なしフォーラム「ジェイドスイート」

1757

今年の西洋なしフォーラムは、山形県上山市で開かれました。プログラムは、[講演]、[西洋なし試食]、[西洋なしトピックス]の3つ。

1708

毎回たくさんの品種を味見できる[西洋なし試食]のテーブルには、33種類(アンケート評価対象)が並びました。夏の終わりから冬まである本来の収穫適期を、なんとかこのフォーラムの時期に合わせて調整し、出してくださる生産農家の技術と努力はたいへんなものです。

1701

注目の的のひとつは、北海道からやってきた「ジェイドスイート」。昨年3月に登録された、新しい品種です。西洋なしフォーラムのプログラムの1つ[西洋なしトピックス]で詳しく紹介されました。
  • 育種目的:寒冷地で普及可能な、大果で食味がすぐれる早生品種
  • 交配親:マルゲリット・マリーラ(早生・大果)×ブランディ・ワイン(早生・高品質)
  • 1992年、北海道農業試験場(現・農研機構北海道農業研究センター)で交配し実生を獲得
  • 1994年、個体番号「3-29」を付して、選抜圃場に定植
  • 2001年、一次選抜
  • 2002年、系統名「セイヨウナシ札幌1号」として、全国の主要西洋なし産地で特性を検討
  • 2011年、品種登録出願
  • 2015年3月3日、種苗法に基づき「ジェイドスイート」として品種登録
食べるととてもジューシーで甘い。香りはあまり感じませんでした。食べごろは、果皮に緑が残っている時期。「ジェイド」は翡翠ですからね。緑色と黄色のグラデーションが美しいのも魅力的です。

1759_2

西洋なしも北海道が産地になっていく、これも温暖化の影響なのかしら、と思いましたが、そもそも日本に初めて西洋なしが入ったのは、明治時代の北海道だった、と村山秀樹先生は講演「日本の西洋なしの歴史と物語」で話してくださいました。
 
「ジェイドスイート」に限らず、西洋なし産地の研究機関から発表される新品種は、どれも個性があって、とても洗練されています。日本にとどまらず、世界のテーブルを楽しませる実力があると思います。そうなるといいなあ。
 
 
 
 

|

« 西洋なしフォーラム-展示3 | トップページ | リーガル・レッド・コミス »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

果物(梨・りんごなど)」カテゴリの記事

青果イベント」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/64323245

この記事へのトラックバック一覧です: 西洋なしフォーラム「ジェイドスイート」:

« 西洋なしフォーラム-展示3 | トップページ | リーガル・レッド・コミス »