西洋なしフォーラム「ジェイドスイート」
- 育種目的:寒冷地で普及可能な、大果で食味がすぐれる早生品種
- 交配親:マルゲリット・マリーラ(早生・大果)×ブランディ・ワイン(早生・高品質)
- 1992年、北海道農業試験場(現・農研機構北海道農業研究センター)で交配し実生を獲得
- 1994年、個体番号「3-29」を付して、選抜圃場に定植
- 2001年、一次選抜
- 2002年、系統名「セイヨウナシ札幌1号」として、全国の主要西洋なし産地で特性を検討
- 2011年、品種登録出願
- 2015年3月3日、種苗法に基づき「ジェイドスイート」として品種登録
食べるととてもジューシーで甘い。香りはあまり感じませんでした。食べごろは、果皮に緑が残っている時期。「ジェイド」は翡翠ですからね。緑色と黄色のグラデーションが美しいのも魅力的です。
西洋なしも北海道が産地になっていく、これも温暖化の影響なのかしら、と思いましたが、そもそも日本に初めて西洋なしが入ったのは、明治時代の北海道だった、と村山秀樹先生は講演「日本の西洋なしの歴史と物語」で話してくださいました。
「ジェイドスイート」に限らず、西洋なし産地の研究機関から発表される新品種は、どれも個性があって、とても洗練されています。日本にとどまらず、世界のテーブルを楽しませる実力があると思います。そうなるといいなあ。
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