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2016年12月13日 (火)

山形在来作物研究会フォーラム2016(続)

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休憩時間に、第1部<事例報告>で紹介された在来作物の加工品を試食しました。山形大学農学部の教室の一部を空けて作った試食コーナーに、味見をしたい参加者が殺到。あとでうかがったら今回は140人もの方がいらしたそうです。ぎゅう詰めになるのも当然でしょう。
 
試食した加工品は、「おしゃべりな畑実践講座」卒業生のもの。この講座は、山形の在来作物の生産拡大、企業、地域リーダーなどの担い手の育成を目的に産・学・官の連携・協力のもとに開かれたもので、今回はなかでも「やまがた在来作物マイスター」に認定された方たちの取り組みです。
▽外内島きゅうり
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外内島きゅうりは本長さんの味噌良漬とピクルス。味噌良漬は、味噌+奈良の「良」で奈良漬け風味の味噌漬け。ピクルスは素直な味のパリパリ感がうれしい。生で感じる外内島きゅうりの苦みは、加熱すると消えるのだそうだ。で、てんぷらもおいしいらしい。
 
▽升田かぶ
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試食は生のままとお漬けものが登場。酒田市内の漬けもの屋さんと地元スーパーマーケットとの三者コラボで、昨年から加工販売している。お漬けものもおいしかったが、特に生はかぶにしては意外なパリパリ感。升田かぶには辛みと苦みがあるというが、さわやかな甘さの水を食べている感じがした。
 
▽だだちゃん
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だだちゃ豆をフリーズドライにしたふりかけ。確かにだだ茶豆のいい香りがした。
原材料が非常に高価なので、商品コンセプトを「おみやげ」とし、特にビンにこだわっておしゃれな形状にしたという。ビンの価格も高く、売価500円になった。試食販売をすると、若い女性は買うが、40代以上の女性には売れない。そこで、「詰め替えはないの?」という声を参考に、1袋24g入り350円の販売を始めたところ、ビン詰めの2.5倍も売れている。
「詰め替え」という発想は「おみやげ」からは出てきにくい。日常のふりかけという位置づけのほうが自然に受け入れられる、ということかもしれない。

▽けもけも -庄内柿みそ玉-
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「けもする」は山形県庄内地方の方言で「混ぜる」という意味。「けもけも」は、庄内柿の干し柿と、庄内産大豆やお米を使った味噌をけもけも(よく混ぜる)して作った、みそ玉で、なかには庄内産の作物を干したものが入っている。
 
▽かぶの甘酢づけ
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「田川かぶらしい」と聞いたが、正しくは何かぶか不明。
 

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