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2017年1月20日 (金)

オリンピック・パラリンピックと有機農産物

「よい食材を伝える会」が主催する「食材の寺子屋」のセミナーです。いま注目のトピックなので、参加しました。
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プログラムは以下の通り。
  1. オリパラでの食提供に関する取り組み全般について
    勝野美江さん (内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局 参事官) 
  2. オーガニック食材で育てる・調理する
    山本麗子さん (料理研究家) 
  3. 私もこの活動を支援します!
    服部幸應さん (服部栄養学園 理事長)
     
▼勝野美江さんの話は、食材調達基準について
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ロンドン大会から食料調達基準が明確に決められた。その要件はGlOBAL GAP(Good Agricultual Practice)。食品の安全とともに環境に配慮していること(らしい)。日本の調達基準についての説明は、よくわからなかった。

▼山本麗子さんは、簡単でおいしい野菜料理の実演紹介
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  • たれに工夫のある「野菜蒸し」
  • たくさん消費できる「だいこんのしょうゆ漬け」
  • 私もよく作る「にんじんサラダ」
  • りんごがベストマッチの「白菜のじゃこサラダ」
▼服部幸應さんの話は、日本におけるオーガニックの歴史
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興味をひいたトピックがいくつかありました
  • 日本人が生野菜を食べるようになったのは、35年前(ということは1980年前半)。六本木に誕生したサラダバーから
  • 「有機農業」という言葉を、英語から翻訳して日本に定着させのは一楽昭雄氏
  • 日本の「有機農業」には、「有機的農業」と「有機化学農業」が混在している
  • 1990年代は有機野菜バブル。牛肉の自由化にともない、「有機」というラベルをつければ売れることから、偽装表示疑惑も発生
日本の調達基準がよくわからなかったので、ちょっと調べてみました。
  • 農水省は、Good Agricultual Practiceを「農業生産工程管理」と翻訳していますが、この訳語には“Good”という意味が欠落している、環境負荷や持続可能性に関する認識が希薄で、安全・安心というところから出ていない、という批判があります。それは、私たち日本人の意識の反映なのかもしれない。
    1. 食材の安全を確保するため、農産物の生産に当たり、日本の関係法令等に照らして適切な措置が講じられていること。
    2. 周辺環境や生態系と調和のとれた農業生産活動を確保するため、農産物の生産に当たり、日本の関係法令等に照らして適切な措置が講じられていること。
    3. 作業者の労働安全を確保するため、農産物の生産に当たり、日本の関係法令等に照らして適切な措置が講じられていること。
1~3を満たすものとして、下記が挙げられています。
 
ア)JGAP Advance、GLOBAL GAP、組織委員会が認める認証スキーム(って何だろう)
イ)「農業生産工程管理(GAP)の共通期盆に関するガイドライン」に準拠したGAP かつ都道府県等公的機関による第三者の確認
 
「1~3を満たす」には、各項目で「日本の関係法令等に照らして適切な措置が講じられて」いればいい、というように読めますが、この解釈は正しいのだろうか。正しいとすると、これ、もしかして、今までのやり方のまま、何も変えなくていい、ということ?それとも、今までは「適切な措置が講じられて」いなかった、ということなのかな?
 
こういう書き方には抜け道がいっぱいありそうで、よくわかりません。いろいろあるアレコレを密かにゆる~く認めちゃうんじゃないかなぁ、という感じがします。
 
日本の農産物輸出は、オリ・パラのレガシーになりうる、というか、「しなくちゃ」みたいなのですが、なんかむずかしそうだ。
 
 

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