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2017年8月15日 (火)

加賀太きゅうり

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【伝統野菜プロジェクト】が開いた<在来きゅうりフェスタ>に、ご存じ「加賀太きゅうり」が届いたのは、東京の大田市場から。なるほど全国区の野菜です。

▽「加賀太きゅうり」は「加賀野菜」ブランドの一つ

「加賀野菜」というブランドの定義は、「昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜」です。
昭和20(1945)年は、第2次世界大戦の終戦の年。この年を境に、日本人の暮らしは大きく変わり、野菜、そして野菜をめぐる状況もまた変わりました。戦時中の統制令でほとんど壊滅状態になった地方野菜を復活させる活動が始まり、やがて伝統野菜として注目される動きにつながる、細くても確かな流れになっていきます。
伝統野菜は昔から栽培されてきた野菜です。その定義は地方によってまちまちで、1945年という区切りはそれほど古くない感じがしますが、その大きな変化を考えると無理なことではないと思います。

加賀野菜には「加賀太」をふくめ、全部で15種類の野菜が認定されています。なかでも「加賀太」は、何年か前のビールのコマーシャルに登場して、評判になり(一部野菜フリークのあいだで?)ました。

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▽加賀太きゅうりプロフィール
  • 1936年に金沢市久安町の篤農家が仲買人から煮食用の東北の短太系きゅうりの種子を譲り受け、近在の野菜農家7人に分けて栽培したのが始まり
  • 当初はウリに近く、三角形で黄色だったという。金沢節成との自然交雑によって、果形は三角形から丸味を帯び、果色は黄色から濃緑色へと変化。1952年頃に現在の加賀太ができあがった
  • 産地は、1970年頃から金沢市街地(三馬地区)から砂丘地の打木地区に移動。栽培も露地からハウスや温室に変わり、東京市場や京阪神市場へ出荷されている
在来の作物が全国区の野菜になったサクセスストーリーには、野菜自身の魅力もありますが、加賀野菜に関わる方たちのたいへんな努力、そしてタイミングや幸運も必要でしょう。
「加賀太」の姿はどれも整っていて、出回る時期は4月上旬~11月下旬と伝統野菜としては長期間です。講師の稲山光男先生に「加賀太はF1なのでしょうか」と、聞いてみました。すると、F1ではなく「選抜している」というお答でした。

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