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2017年8月18日 (金)

井川地這きゅうり

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【伝統野菜プロジェクト】が開いた<在来きゅうりフェスタ>に静岡市から登場した「井川地這」。なかなかワイルドです。

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静岡市は東海地方、静岡県の県庁所在地。ということ以上に知っているような気がするのは、新幹線に乗って駅をよく通過するからですね、きっと。東京から乗り、富士山が見えてくると、三島、静岡、やがて浜名湖が現れる…。帰るときに静岡駅を通ると、もうほとんど東京に着いたような気分。「東海」ということばには、暑すぎず寒すぎず、海に面した温暖でおだやかな気候のイメージがあります。
 
ところが静岡市は広い。というか長い。市街地はその20%に過ぎません。残りの80%は、緑豊かな山あいの地で、南アルプスへと続いています。奥静岡、「オクシズ」と呼ばれています。そのオクシズの、大井川鉄道に乗って上流へ行ったところに、井川があります。そこでは、焼畑を復活させてそばが作られていますし、きゅうりも、なすも、在来のものが残っています。
 
井川には在来のじゃがいももあります。2014年の[野菜の学校]に続き、昨年10月末に開いた<在来じゃがいもフェスタ>のときにご協力いただいた望月仁美さんと、今回は井川へ移住しだ西川さんにもお力をお借りしました。
望月さんによると、「俺も地這を作ってる」と何人もの方から提供されて、驚いたとのこと。それぞれの家で、「うちの井川地這きゅうり」が育てられているのでしょう。

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井川のきゅうりは地這です。ふつうは支柱などを使ってタテに立体的に作りますが、地這はヨコに地面の上を這うように作ります。
ちなみに、手元の資料によると、「地這きゅうり」は「華南型」の一つとして、次のような特長がある、と解説されています。
  • 高温に耐え、ベト病、モザイク病にも強い
  • 節間は短く、分枝力に富み、這いづくりに適する
  • 晩生で収量は少ない
「華南型」というのは、原産地ヒマラヤ南山麓、インドから華南へ伝わったタイプで、日本に最初に伝わったのは、この華南型きゅうりとのことです。

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