« きゅうり料理ラインナップ | トップページ | 東西食文化と伝統野菜 ~長野からみる日本の野菜と食文化~ »

2017年9月27日 (水)

マイクロきゅうり

3981

在来きゅうりのことをあれこれ書いていたら、よこはま青果塾の藤岡輝好委員長から「はい、マイクロきゅうり」、と小さな野菜をいただきました。ナイス・タイミング!

 
▼「栃木県産、JAなす南 洋野菜部会」のお作です。

3977

これ、見たことあります。「○×メロンともいうらしい」と藤岡さん。

3978

 
アメリカでは家庭菜園でかなり栽培されているらしく、いくつものサイトがあります。それもふくめ、ちょっと整理してみました。
  • 学名:Melothria scabra
  • 和名:きゅうりメロン、クカメロン、マイクロきゅうり
  • 英名:mouse melon、Mexican sour gherkin、cucamelon、Mexican miniature watermelon、Mexican sour cucumber、pepquinos
  • スペイン語(現地の言語):sandiita(小さいスイカ)
  • 原産地:メキシコ、中央アメリカ

3987

▽プロフィール
  • きゅうりの仲間だが、原産地はメキシコから中央アメリカにかけて。インド(ふつうのきゅうりの原産地とされる)ではない
  • 中央アメリカでは、(“ pre-Columbian times ”てことは)コロンブスたちスペイン人に侵略される以前から食べられてきた、“'Aztec community’s diet”つまりメキシコ原住民の食にとって重要な作物で、最近までヒミツにされていた。食だけでなく、医薬にも利用されたらしい
  • 1866年、フランスの植物学者Charles Victor Naudinによってはじめて科学的に解説された。植物分類学的にはアフリカのものと近縁であることから、議論になっている
  • 1987年、オランダの会社が発見してヨーロッパに持ち込み、その後、タネの販売を始めた。アメリカとアジアで栽培が始まったのは最近だが、人気が急上昇している
▽名称のこと
  • スペイン語の名称はいろいろあり、英名も多い。なかでも“mouse melon”という呼び方は、“sandia de raton” (スペイン語のmouse melon)に最も近く、現地の人の感じかたをよく伝えているのだそうだ
  • “cucamelon”(クカメロン)は、、“cucamber melon”を略したもの(でしょう)。翻訳すれば「きゅうりメロン」
  • “Mexican sour gherkin”は「メキシコの酸っぱいガーキン」。“gherkin”というのは、きゅうりの種類で、ピクルスに使われる小さなタイプ。ピクルスそのものを指す例もあり、いずれにしても植物分類の用語ではなさそうだ
▽食べ方
  • 強火で炒めるとおいしい、ガーキンのようにピクルスにする、生のままサラダや刻んでサルサに入れる、シャーベットにする、ダークチョコレートにもマッチする
▽栄養的なこと
  • サイズが小さいから栄養的にも乏しい、と思っちゃイケマセン。次世代のスーパーフードになる、といわれているらしい
  • ビタミン、ミネラル、抗酸化物質、食物繊維が豊富で、カロリーが低い。心臓病やがんのリスクを下げる、のだそうだ
▽サイズの表現
  • 実が小さいことは、「ぶどう大」と表現されることが多いが、なかには「mouse(ネズミ)サイズのピクニックに完璧な大きさ」とか「ドールハウスのメロン」。なるほど

1609

計ってみたら2個3グラム、ということは1個1.5グラム前後。酸味があり、パリパリというか、カリカリというような食感が特徴です。私は、サラダに入れていただきました。

3979

 
 

|

« きゅうり料理ラインナップ | トップページ | 東西食文化と伝統野菜 ~長野からみる日本の野菜と食文化~ »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

野菜(果菜類)」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125662/65854695

この記事へのトラックバック一覧です: マイクロきゅうり:

« きゅうり料理ラインナップ | トップページ | 東西食文化と伝統野菜 ~長野からみる日本の野菜と食文化~ »