「牧野野菜」が紡ぐ物語 ③陰陽師もジョン万次郎も登場?
■はちまき
上の写真ではよく見えませんが、扁平な形の中粒で、茶褐色にぐるりと白い線が入っています。で、「はちまき」。国内ではほかにないのではないか、といいます。
「はちまき」については高知の奥深い山間部、香美市物部村で採種した、という記録があり、「陰陽師が京より持ち帰った」と伝えられていました。この村には、「いざなぎ流」という民間信仰があります。山岳信仰、修験道、仏教、神道が融合したようなものといわれます。熊澤さんによると、「はちまき」を伝えたのは陰陽師ではなく、日光院という行者かもしれない、とのことです。
■赤大豆
赤大豆も日本では珍しい種類です。
江戸末期に黒船に乗ってペリーがやってきたときに、日本の大豆を持ち帰ったといいます。スミソニアン博物館に「赤」と「白」の大豆が保管されているとか。当時、ベリーの通訳をしていたジョン万次郎は高知出身。であるならば、万次郎が土佐から赤大豆をもっていって渡したかもしれない…。こんな妄想も面白いでしょう?と熊澤さん。
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