大江戸味ごよみ 1月3日(木) 雑煮の小松菜
筑摩書房から出版された日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に伝統野菜プロジェクトとして、コラムを書きました。1月3日(木)のテーマは「雑煮の小松菜」です。
江戸の雑煮は、『守貞漫稿』に「江戸は切り餅を焼き小松菜を加へ…」とあり、小松菜が欠かせなかった。が、いま東京の雑煮に入る小松菜は改良されたもの。昔ながらの小松菜はわずかに作られている貴重品だ。「伝統小松菜」には、小松菜発祥の地、江戸川区にあった種苗会社の名にちなんだ「後関(ごせき)晩生」と、明治中期から栽培されてきた「城南小松菜」がある。
●[野菜の学校]の記事「後関晩生」はここをクリックしてください
「小松菜」という名前は八代将軍吉宗が命名した、という伝説があります。ということは江戸ではよく食べられていたわけ。ただしそれは、今、スーパーマーケットに並んでいる「小松菜」とはだいぶ違いました。昭和40年代に中国野菜「青梗菜」などと交配され、栽培しやすく、運送しやすい野菜になって、全国区の冬野菜として重宝されています。
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