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2019年1月20日 (日)

ケールのおいしさ研究会(3)

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野菜と文化のフォーラム主催の「ケールのおいしさ研究会」に、機能性が表示されたケールが登場しました。昨年12月に生鮮野菜の葉ものとして初めて届出が受理された、増田採種場の「ソフトケールGABA」です。

機能性表示食品制度は2015年にスタートしましたが、生鮮食品にとっては非常にハードルが高く、現在、機能性を表示できるのは、「大豆イソフラボンもやし」、「温州みかん」、「りんご」、「トマト」。それに、昨年12月に「ケール」、続いて今年1月に「ほうれん草」、と、計6品目しかありません。

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「ソフトケールGABA」の機能性成分はGABA(γ-アミノ酪酸 含有量12.3mg/100g)です。パッケージのオモテ面には「血圧が高めの方に」、ウラ面には届出表示として「本品にはGABAが含まれます。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されています。」と書かれています。
また、オモテ面に「土で育てた」と書かれていることも注目です。含有成分をコントロールするためには水耕栽培、と思っていましたが、増田採種場の方にうかがうと「土耕」とのこと。もう少し詳しく知りたいところです。
 
GABAは、英語名の γ(gamma)-aminobutyric acid の頭文字をとった略称。アミノ酸のひとつで、主に抑制性の神経伝達物質としてはたらく物質とされます。
GABAの血圧降下作用のメカニズムは完全には解明されていない、とのことですが、GABAを含む食品と含まない食品を使った比較実験で、血圧を下げることが報告されています。
GABAの消費者庁への届出の伸び率はダントツ。サプリメントや加工食品だけでなく、生鮮野菜では、昨年、増田採種場「ソフトケールGABA」のほかに、カゴメ「GABAセレクト」とTファームイシイ「ひなとまGABAフルティカ」の届出が受理されています。
 
▼ソフトケールGABA
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「ソフトケールGABA」は、ルックスもこれまでのケールのイメージとは違い、フツーの葉もの。「ケールのおいしさ研究会」の試食メニューでは、空心菜やほうれん草をケールに置き換えたレシピが紹介されましたが、確かに使いやすそうな野菜です。
 
▼「ケールのおいしさ研究会」の試食メニュー
▽ケールのエスニック炒め ※空心菜の代わり
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▽ケールの白和え ※ほうれん草の代わり
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▼会場で見つけた、増田採種場のクッキングカード
▽ケールとくるみのサラダ
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▽ケールのコールスローサンドイッチ
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▽ケールのグリースムージー
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▽ケールのガパオ
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