大江戸味ごよみ 10月3日(木)小松菜と吉宗
昭和50年代以降、「小松菜」は全国区の野菜になりました。江戸東京野菜の中では珍しい存在です。とても喜ばしいことなのですが、全国区の「小松菜」は伝統種とは、姿も味も違います。そこで、江戸東京野菜の小松菜は「伝統小松菜」と呼ばれています。
「伝統小松菜」には、「後関晩生」と「城南小松菜」があります。それぞれについて、JA東京中央会のホームページでは下記のように解説されています。
- 後関晩生:小松菜発祥の地、江戸川区の後関種苗が、1950年より晩生小松菜の一系統から集団淘汰を続け固定。1963年に「ごせき晩生小松菜」と命名、市販した。
- 城南小松菜:世田谷区、大田区等の城南の暖地向きの固定種で、明治中期から栽培されていた。
1970年代の日中国交回復以降、チンゲンサイやタアサイが日本にやってきました。中国野菜ブームといわれるほど普及し、やがてチンゲンサイのしっかりした美しい茎をもった小松菜が誕生。収穫しやすく、輸送にも傷みにくいことから、広く利用される野菜になり、全国区に進出したわけです。
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