大江戸味ごよみ 12月11日(水)江戸のねぎ
関東は「白ねぎ」「長ねぎ」、関西は「葉ねぎ」「青ねぎ」、と東西で違うねぎ。江戸のねぎは、開府直前の頃、砂村(現・江東区)周辺で、関西からの入植者が栽培を始めた青ねぎがモトという。関西より寒い関東では肝心の葉が枯れてしまった。地中の白い部分を食べるようになり、土寄せが考案され、さらに改良されて、白い部分が長い「根深ねぎ」となった。
▼千住ねぎ
「根深ねぎ」は、「長ねぎ」、「白ねぎ」とも呼ばれる。
「江戸東京野菜」に認定されているねぎには「千住ねぎ」「砂村一本ねぎ」「拝島ねぎ」の3種類がありますが、お目にかかったことがあるのは「千住ねぎ」のみ。JA東京中央会のサイトによると、「砂村一本ねぎ」は、「天正年間(1573~1592)に摂津(大阪)から砂村(江東区北砂・南砂)や品川などに」とされる青ねぎの子孫。「拝島ねぎ」は「昭和初期に水戸から」持ち込まれたものです。栽培の歴史はずいぶん違いますが、どちらも「根深」、関東のねぎです。
先日、ねぎの講座で、「ねぎのいちばん好きな食べ方はなんですか?」という講師への質問がありました。講師は横浜植木(株)の上村英俊さん。「ねぎまです」というお答を聞いて、食べたくなりました。ねぎはもちろん「根深」ね。
▼北池袋「ねぎま」のねぎま
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