エソジマおかき
エソジマモチが育成されたのは明治20年代といいますから、今からおよそ130年前です。育成したのは栃木県の江曽島という地域の篤農家。全国に普及し、戦後まで50年以上栽培されたそうです。おせんべいやあられなどの米菓の原料に適したタイプのもち米でした。
地元の農家は、地域の歴史的作物として復活させたいと考えましたが、エソジマモチのタネは県の農業試験場にも残っておらず、長い間「幻の陸稲品種」とされてきました。
復活プロジェクトが動き始めたのは2014年。宇都宮白楊高校の橋本智農場長が、つくばのジーンバンクに種籾の配布を申請。50粒の種籾からスタートし、2016年に同校の生徒が播種、苗を畑に移植。2017年に苗を宇都宮市江曽島町の農家の畑に移植、9月に半世紀ぶりにエソジマモチが収穫されました。11月には町の公民館で、市内の和菓子店やせんべい店がエソジマモチを加工した赤飯やあんころ餅、おかきの試食会を実施。エソジマモチの加工原料としての価値を確認できたといいます。
エソジマモチのおかきは、かたすぎず、軽すぎず。割ると真っ白、おいしいお餅の匂いがしました。
■商品表示
- 商品名:エソジマモチおかき
- 名称:米菓
- 原材料名:もち米(エソジマモチ、国産)、醤油、砂糖、みりん/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、(一部に小麦・大豆を含む)
■栄養成分表示 100g当たり
- 熱量:377kcal
- たんぱく質:8.7g
- 脂質:0.2g
- 炭水化物:85.1g
- 食塩相当量:1.7g
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コメント
ご紹介ありがとうございます!
素朴な味のおかき、好評だったので来年はもう少し増やす予定とのことで楽しみです。
投稿: | 2020年1月 9日 (木) 19時50分