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2020年3月29日 (日)

ちりめんのらぼう菜

埼玉の「比企のらぼう菜」には、ときがわ町の山あいでつくられている、ちりめんタイプがあります。

▼ちりめんのらぼう菜
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▼ちりめん(左)とふつうののらぼう菜(右)
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いま販売されている「ちりめんのらぼう菜」の袋には、古文書が印刷されています。それは、ときがわ町大字大野の個人宅に所蔵されている、のらぼう菜最古の古文書(1767年)で、伝統野菜「比企のらぼう菜」取り組みのきっかけとなったものです。

▼ちりめんのらぼう菜の袋には古文書がプリントされている
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この古文書は「請書」で、タネと栽培指南書を代官から受け取った、ということを農民103名の連名で代官に出した書類といいます。袋に印刷されている5人のあとに、ズラリと名前が続いているわけです。この「請書」のほかに、代官がのらぼう菜のタネとともに渡した、栽培を推奨する「指南書」も残っています。

▼ちりめんのらぼう菜の畑
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今回うかがった農家は、ちりめんのらぼう菜の採種を担当している山口博司さん。「畑はこっち」とご自宅の裏に案内されると、そこだけに光が射しているような、明るいゆるやかな斜面が広がり、のらぼう菜の畑も見えます。

▼ちりめんのらぼう菜の採種を担当している山口博史さん
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山口さんは、ちりめんのらぼう菜の採種を担当しています。比企のらぼう菜のタネはバラツキをなくすために、生産者の組織「のらぼう菜栽培会(現・JA埼玉中央のらぼう菜部会)」によって管理されており、採種担当農家が決まっているのだそうです。

▼ちりめんのらぼう菜
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畑で折った「ちりめんのらぼう菜」をかじらせていただきました。取材メンバーは、ふつうの「のらぼう菜」より甘いという感想で一致。
ちりめんタイプは比企だけに残っているのらぼう菜です。現在作っている農家は大野地区に限られていますが、もっと広く作られて知られるようになると、「比企」を特徴づけるポイントになりそうな魅力があります。

▼ちりめんのらぼう菜が入手できるのは大野の直売所だけ

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