パプリカペースト「アイバル」
古くからの友人にいただいた、セルビア産パプリカのペースト「アイバル」です。ウィキペディアによると「アイバルはバルカン諸国の食文化で用いられる調味料の一種」。このままパンにつけて食べてもいいし、パプリカはナス科ですから、同じナス科のトマトやなすと相性よく、いろいろな料理に使えそうです。
さて、「バルカン諸国の名前を挙げよ」という問題が出たら、何点取れるでしょう。バルカン半島内に全領土が入っているのは、アルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、コソボ、北マケドニア、モンテネグロ。大部分または一部がバルカン半島内にあるのはクロアチア、ギリシャ、イタリア、ルーマニア、セルビア、スロベニア、トルコです。
調べてみると、各国に「アイバル」そのものやよく似た食べものがあり、トルコのパプリカペーストは「ビベルサルチャ」と呼ばれます。
いただいた「アイパル」は甘口と辛口。パスタやリゾット、焼いた肉や魚のソース、サンドイッチのベースト、ディップなどに使えるほか、スープや煮ものの風味づけにもよさそうです。
「アイバル」は、パプリカを焼いて薄皮をむき、刻んで煮て、塩やにんにくなどで調味したもの。晩夏から初秋にかけて作られる、冬のための保存食です。10kgのパプリカから出来上がるのは3kgのアイバルとか。およそ三分の一に凝縮されるわけです。
「アイバル」の語源はトルコ語で「塩漬けの魚卵」、つまり「キャビア」。それがパプリカペーストを指すようになったのは、19世紀末、労働争議のためキャビア生産が不安定になり、ベオグラードのレストランでアイバルを「赤キャビア」「セルビアのキャビア」などと呼んで、キャビアの代用品として出すようになったというのですが…。キャビアって、こんな味したっけ?? 雁の肉に似せて「がんもどき」と呼ぶようなものかしら。こういうことって世界中にあるんだなぁ、と思いました。
コピー食品の傑作「かにかま」」、ビールそっくりの「発泡酒」、バターの代用「マーガリン、大豆ミート、話題の台湾素食、本場中国から仏教とともにやってきた日本の精進料理などなど、オリジナルがあってそれに似せて作った、というより、もはやモトの食品を思い起こさせない、量と質、力をもっています。いまや「アイバル」はパプリカペーストで、「キャビア」が語源であることは、忘れられているかもしれません。
宗教上のタブー、ベジタリアン、ヴィーガン、食品アレルギー、食事療法、その他さまざまな理由で食を制限している人たちがいて、その人たちに向けた創意工夫のバラエティがある。ヒトにとって「食」が特別なものであることを、あらためて思います。
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コメント
憲法改正を急ぐ理由を知って下さい
突然の書込み失礼致します。
この度は皆様に知って頂きたい事があり、誠に恐縮ですが書込ませて頂きました。
マスコミが大きく報じぬ中、連日中国の日本領海侵犯が増大し、尖閣侵略を狙っている現状を、中国に侵略虐殺を受けるチベット等と重ねて今多くの方にどうか知って頂きたいです。
戦後日本を弱体化させる為、アメリカが作成した日本国憲法施行後、韓国が竹島を不法占拠し、その際日本の漁船を機関銃で襲撃し、多くの船員が死傷しました。
北朝鮮は国民を拉致し、日本全土を射程に入れるミサイルを数百発配備しており、尖閣には中国艦艇が侵犯する現状でも、憲法の縛りで日本は国を守る為の手出しが何一つ出来ません。
現在まで自衛隊と米軍の前に中国や北朝鮮の侵攻は抑えられて来ましたが、米軍がいつまでも守ってくれる保証は無く、時の政権により米軍が撤退してしまえば
攻撃されても憲法により敵基地攻撃能力が無い自衛隊のみでは、日本はチベットと同じ道を辿りかねません。
9条の様に非武装中立を宣言しても、平和的で軍事力の弱かったウイグル等を武力で侵略し、現在進行形で覇権拡大を行い「日本の領海を力で取る」と明言している中国や、
核ミサイルで日本を狙う北朝鮮、内部工作を行う韓国が尖閣等から侵略の触手を進めているからこそ、GHQの画策により戦う手足をもがれた現憲法を改正し、
自立した戦力と抑止力を持たなければ国民の命と領土は守れないという事を
中韓側に立ち、印象操作で国民を煽動する野党やメディアの姿と共に
一人でも多くの方に知り目覚めて頂きたいと切に思い貼らせて頂きます。
https://pachitou.com
長文、大変申し訳ありません。
投稿: aki | 2020年11月12日 (木) 00時10分