2020年4月13日 (月)

江戸東京野菜の「のらぼう菜」

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「のらぼう菜」は、東京の伝統野菜「江戸東京野菜」の一つに認定されています。江戸東京野菜を掘り起こし、再生させ、広める活動の中心になっているのは、江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂代表とJA東京中央会です。

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2020年1月 6日 (月)

日本の野菜

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生きもの文化誌学会が昨年11月末に発行した“BIOSTORY 32”。特集は「日本の野菜」です。そのトップページにはこうあります。

近年、国内の「伝統野菜」が注目されているが、
世界的な視野でみると
日本は野菜の起源地ではない。
日本の野菜は、いつどこで生まれて
日本に導入され現在に到るのか
野菜と文化とのかかわり方
わが国の最新の野菜事情など、
日本の「野菜と人」との多面的なかかわり方を
生き物文化誌の視点から展望する。

執筆されている先生方は、江頭宏昌先生のほか、昨年の「在来ごぼうフェスタ」でお話いただいた冨岡典子先生、「野菜の学校・日本の伝統野菜・地方野菜講座」にご登壇くださった、なにわの森下正博先生、鹿児島の田畑耕作先生、江戸東京野菜の大竹道茂先生、と存じあげているお名前がズラリ。その最後に私たち伝統野菜プロジェクトもあります。「伝統野菜プロジェクトの取り組み」というテーマをいただき、「この道は未来へ続く」というタイトルで活動を紹介しました。

在来野菜、伝統野菜に限らず、野菜に関心のある方にはきっと興味深い内容です。私の原稿はともかく、ぜひご一読をおすすめします。

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2019年7月13日 (土)

大江戸味ごよみ 7月13(土)は本田(ほんでん)うり

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。7月13日(土)のテーマは「本田うり」です。

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2019年7月 2日 (火)

大江戸味ごよみ 7月2日(火)まくわうり

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。7月2日(火)のテーマは「まくわうり」です。
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2019年5月 3日 (金)

大江戸味ごよみ 5月3日(金・祝) きゅうりと葵の御紋

 筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。5月3日(金・祝)のテーマは「きゅうりと葵の御紋」です。

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きゅうりを輪切りにすると、徳川家の家紋、葵の御紋に似ている、食べるのは不敬である。というので、輪切りは慎まれたとか、武士はきゅうりを食べなかったとか…。輪切りの断面が紋を思わせるということは、京都八坂神社や、博多祇園山笠の祭神(素戔嗚尊)の神紋についてもいわれ、いまも祭りの期間中、きゅうり断ちする人がいる。

 

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2019年3月19日 (火)

大江戸味ごよみ 3月19日(火) 目黒のたけのこ

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとしてコラムを書きました。3月19日は「目黒のたけのこ」です。
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もともと江戸には細い真竹しかなかった。孟宗竹は、宝暦年間(1751~1769)に薩摩藩から将軍家への献上品として初めて江戸に登場したという。その後、薩摩藩邸に出入りしていた回船問屋・山路治郎兵衛勝孝が、別荘のある戸越村(品川区)で孟宗竹の栽培を始め、碑文谷村、衾村(いずれも目黒区)へ広まっていく。「目黒のたけのこ」は、江戸から明治にかけて評判だった。

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2019年3月10日 (日)

大江戸味ごよみ 3月10日(日) 亀戸だいこん

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとしてコラムを書きました。本日、3月10日(日)のテーマは「亀戸大根」。亀戸大根にとっては、一年に一度のお祭りが開かれます。

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亀戸大根は長さ30~40cmほど、すらりとした真っ白な身に白い茎、江戸っ子好みの粋な姿が特徴だ。幕末から昭和にかけて亀戸で栽培されていたが、宅地化に伴って産地が北上し、現在は葛飾区高砂地区でわずかに作られているのみ。きめ細かい根とやわらかい葉を使う浅漬けが美味。亀戸の香取神社では、3月に亀戸大根を奉納する「福分けまつり」が開かれる。

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2019年2月21日 (木)

タネと人との素敵な関係

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4月6日(土)に、伝統野菜プロジェクト・2019年度春のセミナー「タネと人との素敵な関係」を開きます。

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2019年2月10日 (日)

八百善江戸東京ツアー 向島編・続

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大江戸味ごよみ2019」に登場する江戸の料亭「八百善」ゆかりの土地を、歴史に詳しい方たちのお話をうかがいながら歩く「八百善江戸東京ツアー」の向島編。ランチをいただき、全員集合したら、まず「多門寺」へ。その続きです。▲隅田川神社の梅が咲いていました。

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2019年2月 5日 (火)

大江戸味ごよみ 2月5日(火) のらぼう菜

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。2月5日(火)のテーマは「のらぼう菜」です。

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野菜の生産などで江戸の人々の暮らしを支えていた多摩地区。その一つ、五日市地域(あきる野)にある子生(こやす)神社の石碑によると、天明・天保の大凶作の際、人命を救ったのが「のらぼう菜」だった。「のらぼう」は「野良坊」とも書き、もとは「野良生え」という。春の訪れを告げるナバナの仲間で、現在は「江戸東京野菜」の一つに認定されている。

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