2019年5月 3日 (金)

大江戸味ごよみ 5月3日(金・祝) きゅうりと葵の御紋

 筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。5月3日(金・祝)のテーマは「きゅうりと葵の御紋」です。

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きゅうりを輪切りにすると、徳川家の家紋、葵の御紋に似ている、食べるのは不敬である。というので、輪切りは慎まれたとか、武士はきゅうりを食べなかったとか…。輪切りの断面が紋を思わせるということは、京都八坂神社や、博多祇園山笠の祭神(素戔嗚尊)の神紋についてもいわれ、いまも祭りの期間中、きゅうり断ちする人がいる。

 

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2019年4月21日 (日)

ランチの野菜度 「春の鶴岡を味わう会」

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  • 山形の山菜づくし
  • 参加費:4,500円
  • 野菜度:★★★★☆

◇【伝統野菜プロジェクト】の春のセミナー「タネと人との素敵な関係」でお世話になった、山形「山菜屋」の遠藤初子さんからお誘いがあり、チームメンバーがランチに参加しました。
◇春の山菜づくしのランチ。定番のてんぷらがおいしいのはもちろんですが、ディップやアクアパッツァになったり、アボカドに入ったグラタンになったり、面白いお料理のあれこれを楽しみました。
▲写真は「赤こごみ」「あまどころ」など当日販売された山菜。

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2019年3月19日 (火)

大江戸味ごよみ 3月19日(火) 目黒のたけのこ

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとしてコラムを書きました。3月19日は「目黒のたけのこ」です。
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もともと江戸には細い真竹しかなかった。孟宗竹は、宝暦年間(1751~1769)に薩摩藩から将軍家への献上品として初めて江戸に登場したという。その後、薩摩藩邸に出入りしていた回船問屋・山路治郎兵衛勝孝が、別荘のある戸越村(品川区)で孟宗竹の栽培を始め、碑文谷村、衾村(いずれも目黒区)へ広まっていく。「目黒のたけのこ」は、江戸から明治にかけて評判だった。

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2019年3月10日 (日)

大江戸味ごよみ 3月10日(日) 亀戸だいこん

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとしてコラムを書きました。本日、3月10日(日)のテーマは「亀戸大根」。亀戸大根にとっては、一年に一度のお祭りが開かれます。

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亀戸大根は長さ30~40cmほど、すらりとした真っ白な身に白い茎、江戸っ子好みの粋な姿が特徴だ。幕末から昭和にかけて亀戸で栽培されていたが、宅地化に伴って産地が北上し、現在は葛飾区高砂地区でわずかに作られているのみ。きめ細かい根とやわらかい葉を使う浅漬けが美味。亀戸の香取神社では、3月に亀戸大根を奉納する「福分けまつり」が開かれる。

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2019年3月 4日 (月)

ガイニマイナ&マゲニマイナ

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2015年に[野菜の学校]で「島根の伝統野菜」の講師をつとめてくださった島根大学の小林伸雄先生から、2月中旬メールをいただきました。「先週、菜っ葉の新品種を発表いたしました。うま味と茎の柔らかさが特徴です。以前ご紹介したこともあったかと思いますが、現在試作試販中で今後県内外の栽培農家に普及し、広く流通を進めたいと考えております」とのことです。

小林先生が研究活動をすすめる島根大学生物資源科学部では、「出雲おろちだいこん」を開発し、出雲そばの引き立て役として、話題になりました。続いて今回は「津田かぶ」に「紅菜苔」と「アスパラ菜」を交配し、紫色の「ガイニマイナ」と緑色の「マゲニマイナ」が誕生したわけです。

メールをいただいたのがちょうど八百屋塾の前でしたので、東京の八百屋のみなさんに紹介したいと思い、現物を送っていただくことにしました。
写真は八百屋塾での「ガイニマイナ(左)」と「マゲニマイナ(右)」

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2019年2月21日 (木)

タネと人との素敵な関係

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4月6日(土)に、伝統野菜プロジェクト・2019年度春のセミナー「タネと人との素敵な関係」を開きます。

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2019年2月20日 (水)

宴の野菜度 銀座「長崎しっぽく浜勝」

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  • 長崎からいらした中尾さんご夫妻を囲むお食事会
  • おまかせのお料理+お酒 9,000円
  • 野菜度は★★☆☆☆
◇[野菜の学校]で「日本の伝統野菜・地方野菜」講座を開いていた頃、1月に1回、1つの地方をテーマに、現地の専門家に来ていただいて、お話をうかがいました。長崎の伝統野菜は2014年2月、講師は生産者の中尾順光さん。そのとき以来のおつきあいで、東京にいらっしゃるとお目にかかる機会を作ってくださいます。
 
◇今回は、幕張で開かれた食のイベントのためにいらした中尾さんご夫婦を囲んで、昨年11月に銀座にオープンしたばかりのしっぽくのお店「浜勝」に集まりました。
 
◇卓袱は「わからん料理」ともいいます、と開口一番、中尾さん。ん?わからん…?漢字で書くと「和華蘭料理」で、和、中華、阿蘭陀(西洋)の要素が渾然一体となったお料理のこと。さすが古くからの国際都市、長崎です。
 
◇卓袱の「卓」は、円卓。本来は丸いテーブルをグルグルまわしてお料理をいただくスタイルだそうです。たとえばお刺身も、必ず大皿出てきて、銘々皿に取り分けていただく形。今回は丸テーブルではなくふつうの四角いテーブルをつないで、8人並び、お料理は大皿2つに盛られていました。

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2019年2月11日 (月)

八百善江戸東京ツアー 向島編・続々

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大江戸味ごよみ2019」に登場する江戸の料亭「八百善」ゆかりの土地を、博覧強記のみなさんからうんちくをうかがいながら歩こう、という街歩きシリーズ「八百善江戸東京ツアー」向島編。
「向島」といえば江戸野菜の「寺島なす」です。どこかで何かに会えるといいなぁと思っていたら、見つけました。白鬚神社の鳥居をくぐると右側に「寺島なす」の案内板。江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂先生が尽力されて設置されたものです。
それだけではありません。白鬚神社は、今回のツアーのキモとなる、「八百善」との特別な縁がありました。

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2019年2月 5日 (火)

大江戸味ごよみ 2月5日(火) のらぼう菜

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。2月5日(火)のテーマは「のらぼう菜」です。

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野菜の生産などで江戸の人々の暮らしを支えていた多摩地区。その一つ、五日市地域(あきる野)にある子生(こやす)神社の石碑によると、天明・天保の大凶作の際、人命を救ったのが「のらぼう菜」だった。「のらぼう」は「野良坊」とも書き、もとは「野良生え」という。春の訪れを告げるナバナの仲間で、現在は「江戸東京野菜」の一つに認定されている。

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2019年2月 4日 (月)

後関晩生、ごせき晩生

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1月第3週の日曜日は、東京の八百屋さんの勉強会「八百屋塾」でした。テーマは「冬の葉野菜」。集まったたくさんの葉っぱたちのなかで、ひときわ目をひいたのが、大きく育った東京の伝統小松菜「後関晩生」(江戸川区産)です。野菜を運ぶ箱の上にのっているので、だいたいの大きさがわかります。50㎝はあったのではないでしょうか。
 
「後関晩生」は江戸東京野菜のひとつです。JA東京中央会の定義によると「小松菜発祥の地、江戸川区の後関種苗が、昭和25年より晩生小松菜の一系統から集団淘汰を続け固定。昭和38年に「ごせき晩生小松菜」と命名、市販しました。後関種苗は既に無く現在は、日本農林社が扱っています。」
なので、「後関晩生」ではなく、「ごせき晩生」と書くのが正しいのですけれど、今までずっと「後関晩生」と書いていたので、そのままいくことにします。
 
▼今回の「後関晩生」(上)とフツーの小松菜(下)
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驚いたのは、このビッグサイズにしてとてもおいしいことです。特に生がすごい。茎の部分は甘くてジューシーです。加熱するとちょっと筋が気になるかも、ですが、育ちすぎた感じではありません。

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