2020年4月30日 (木)

「さつま菜」、あらため「細尾菜」

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「ステイホームしましょう」の日々、晴れた朝の日課となった散歩をしていると、思いがけない方からの電話着信記録に気づきました。折り返したところ「さつま菜が採れたから送るよ」とおっしゃいます。翌日届いた箱には、みごとなシイタケの大小、その下に緑色の葉がつまっていました。栃木県日光市でわずかに作られているアブラナ科の野菜「さつま菜」です。

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2020年4月21日 (火)

かわさき菅の「のらぼう」-続々

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新型コロナウイルス感染拡大のために来年に延期した、伝統野菜プロジェクト主催のセミナー「のらぼう菜と仲間たち」。そのために進めていた、事前取材のまとめです。
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2020年4月20日 (月)

かわさき菅の「のらぼう」-続

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かわさきのらぼうプロジェクトの清水まゆみさんにお願いして、地域特産物マイスターで菅のらぼう保存会会長の髙橋孝次さんの畑を見学しました。

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2020年4月13日 (月)

江戸東京野菜の「のらぼう菜」

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「のらぼう菜」は、東京の伝統野菜「江戸東京野菜」の一つに認定されています。江戸東京野菜を掘り起こし、再生させ、広める活動の中心になっているのは、江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂代表とJA東京中央会です。

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2020年4月12日 (日)

のらぼう菜づくしの蕎麦御膳

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五日市の「のらぼう菜」圃場を二つ見学した後、あきる野市雨間にあるおそば屋さん「伊ぐ佐」で、石臼でひいた手打ちそばに、のらぼう菜を使ったお料理がセットになったランチをいただきました。メニューに名前がなかったので、勝手に「のらぼう菜づくしの蕎麦御膳」とネーミング。ごちそうさまでした。

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2020年4月 7日 (火)

五日市の「のらぼう菜」

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あきる野市小中野の子生(こやす)神社で野良坊菜之碑を見学した後、五日市の「のらぼう菜」圃場を2か所、見せていただきました。留原地区と伊奈地区です。晩生と早生のタネ、陽当たりのよしあしで、生育状態がずいぶん違います。上の写真は五日市留原地区にある晩生の圃場。

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2020年4月 5日 (日)

野良坊菜之碑

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新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった伝統野菜プロジェクト主催の3月のセミナー「のらぼう菜と仲間たち」。そのための事前取材のメモをまとめました。埼玉県の「比企のらぼう菜」に続いて取材したのは、東京の「のらぼう菜」。「江戸東京野菜」の一つに認定されています。あきる野市の圃場を二か所、見学しました。

JR五日市線「武蔵五日市駅」で待ち合わせ。JAあきがわ五日市のらぼう部会の乙戸博部会長にご案内いただきました。

まず向かったのは、のらぼう菜の石碑。あきる野市小中野にある「子生(こやす)神社」の境内裏手に建っています。前から一度見てみたいと思っていた念願が叶いました。

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2020年3月29日 (日)

ちりめんのらぼう菜

埼玉の「比企のらぼう菜」には、ときがわ町の山あいでつくられている、ちりめんタイプがあります。

▼ちりめんのらぼう菜
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▼ちりめん(左)とふつうののらぼう菜(右)
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2020年3月16日 (月)

埼玉県「比企のらぼう菜」

3月7日(土)に開催するはずだった、伝統野菜プロジェクト主催のセミナー「のらぼう菜と仲間たち」は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で中止。1年後の春に開くことになりました。事前に進めていた「のらぼう菜」の取材、忘れないようにメモしておきます。

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「のらぼう菜」は、江戸時代後期に代官・伊奈忠宥が地元の名主に命じて江戸近郊の12村にタネを配布した、という記録が残る野菜です。そのおかげで、天明・天保の大飢饉の際、人々は飢餓から救われたといいます。
現在、この系統が、埼玉県、東京都、神奈川県で、それぞれの伝統野菜として栽培されています。そこで、この3地域の「のらぼう菜」を比較してみよう、ということになりました。これが、今回のセミナーのテーマです。

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2020年1月28日 (火)

のらぼう菜と仲間たち

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のらぼう菜をご存じですか。一度食べたら忘れられない豊かな味わい…。そのラフな姿からは思いもよらない魅力のある、早春の野菜です。のらぼう菜の原種は、江戸時代にオランダの交易船によってジャワを経由して伝えられた「闍婆菜」(じゃばな)である、という説があります。幕府が、救荒作物として江戸近郊の天領の村々に配布し、天明、天保の大飢饉の際、人々を飢餓から救ったといいます。
現在、そのような言い伝えのある系統が、神奈川県、東京都、埼玉県に、それぞれの伝統野菜として残されています。この三つの地域の「のらぼう菜・のらぼう」を揃えてみようと企画しました。
のらぼう菜はアブラナ科アブラナ属のセイヨウアブラナの一種。アブラナ科にはたくさんの仲間がいて、日本だけでなくアジアや欧米でも、古くからなじみのある野菜です。
そこで今回は、この季節に茎葉を食するアブラナ属の仲間たちも集める計画です。いま候補に挙がっているのは、栃木のかき菜、福島の茎立ち菜、石川の中島菜、滋賀の鮎河菜(あいがな)群馬の宮内菜、三重の三重なばな…。イタリアのチーマ・ディ・ラーパやF1品種も加える予定です。お楽しみに。
講師はアブラナ科ファミリーについての第一人者石田正彦さんにお願いしました。もちろん、毎回好評の食べくらべと試食も充実。どうぞふるってご参加ください。
※気候条件等により計画通りに揃わない場合はご容赦ください。

■講師 石田正彦氏(いしだまさひこ)氏
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構企画戦略本部経営戦略総括課勤務。農学博士。ナタネ、ダイコンの品種改良に携わり、2017年にはダイコン特有のにおいや黄変の元となるグルコラファサチンを含まない品種「悠白」「サラホワイト」を世界に先駆けて開発。著書に農山漁村文化協会刊『ナタネの絵本』ほか。

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