伊吹大根のぬか漬け
滋賀の伝統野菜「伊吹大根」のぬか漬けをいただきました。送ってくださったのは、野菜の学校「日本の伝統野菜・地方野菜講座」、2011年12月「滋賀の伝統野菜」の講師としてご登壇くださった長朔男先生。もちろんご自宅で漬けたものです。([野菜の学校]についてはこちらをごらんください)
滋賀の伝統野菜「伊吹大根」のぬか漬けをいただきました。送ってくださったのは、野菜の学校「日本の伝統野菜・地方野菜講座」、2011年12月「滋賀の伝統野菜」の講師としてご登壇くださった長朔男先生。もちろんご自宅で漬けたものです。([野菜の学校]についてはこちらをごらんください)
ごぼうを食べる多様な文化があるのは、世界中で日本だけとか。そのタネは縄文時代の遺跡から出土しています。大陸から渡来し、栽培されていたごぼう。当初は薬用でしたが、やがて料理の食材となり、神へのお供えや儀礼食、また現代のおせち料理にも必ず用いられる、重要な食材です。
今回はごぼうの伝来、各地に伝わる品種と料理、祭り、儀礼などを通して、日本固有の食文化が形成されるプロセスを学び、日本食の真髄に迫ります。 講師は、ごぼうを日本食文化形成の重要なファクターと位置づけ、研究を続けておられる冨岡典子氏。
今回も各地のごぼうを集めて展示するほか、好評の試食会では、在来種とF1種との食べくらべや、ごぼうの伝統食とスタッフオリジナルレシピによる料理を用意します。ふるってご参加ください。
八王子にある福島秀史さんの畑で滝野川ごぼうの花を見せてもらった後、タネ採りはいつかしら。ぜひ見せてもらいたい、と、福島さんにお願いしていました。「タネ採りに行きますよ」と待ちに待った連絡をいただいたのは蒸し暑い日が続いた頃。熱中症予防に帽子と梅干しと冷たいお茶、気持ちはすっかり採種のお手伝いで長靴と軍手を用意して出かけました。
私たち[伝統野菜プロジェクト]は、12月に「在来ごぼうフェスタ」を開くことになり、その準備に、ごぼうの情報を集めています。
「あ、ごぼうの花だ!」
先日、江戸東京野菜の勉強会で、「滝野川ごぼう」の花が展示されていました。持ってきてくださったのは、江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事で多摩・八王子江戸東京野菜研究会代表の福島秀史さん。その畑を見たい、タネ採りを見学したい、と強引にお願いし、八王子市川口地区にある畑にお邪魔しました。
といっても、もともと福島さんは農家ではありません。大学卒業後歩いたのは広告畑、あることをきっかけに食と農に特化した広告会社を立ちあげる一方、2017年からは農地を借りて生産者になりました。その「あること」というのは、八王子に伝わる「高倉だいこん」の生産者はたった一軒になってしまった、と知ったことでした。その農家は偶然にも福島さんの妻の親戚だった! 結婚以来食べてきたたくあんは、その「高倉だいこん」だった、というわけです。
亀戸大根は長さ30~40cmほど、すらりとした真っ白な身に白い茎、江戸っ子好みの粋な姿が特徴だ。幕末から昭和にかけて亀戸で栽培されていたが、宅地化に伴って産地が北上し、現在は葛飾区高砂地区でわずかに作られているのみ。きめ細かい根とやわらかい葉を使う浅漬けが美味。亀戸の香取神社では、3月に亀戸大根を奉納する「福分けまつり」が開かれる。
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