2020年6月25日 (木)

伊吹大根のぬか漬け

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滋賀の伝統野菜「伊吹大根」のぬか漬けをいただきました。送ってくださったのは、野菜の学校「日本の伝統野菜・地方野菜講座」、2011年12月「滋賀の伝統野菜」の講師としてご登壇くださった長朔男先生。もちろんご自宅で漬けたものです。([野菜の学校]についてはこちらをごらんください)

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2019年10月19日 (土)

大江戸味ごよみ 10月19日(土)べったら市

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。10月19日(土)のテーマは、べったら市とえびす講です。
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毎年10月19日・20日、大伝馬町宝田恵比寿神社を中心に「日本橋恵比須講べったら市」が開かれ、大根の浅漬け「べったら」を売る露店が並ぶ。起源は江戸中期。恵比須講の供えものを売る市に、近隣の農家が作った大根を飴と麹で加工して出したのがはじまりとか。べったらは、15代将軍慶喜も好んだという。恵比須講が終わると、いよいよ本格的な冬がやってくる。

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2019年10月 7日 (月)

~日本食文化のルーツをさぐる~ 在来ごぼうフェスタ

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 ごぼうを食べる多様な文化があるのは、世界中で日本だけとか。そのタネは縄文時代の遺跡から出土しています。大陸から渡来し、栽培されていたごぼう。当初は薬用でしたが、やがて料理の食材となり、神へのお供えや儀礼食、また現代のおせち料理にも必ず用いられる、重要な食材です。
 今回はごぼうの伝来、各地に伝わる品種と料理、祭り、儀礼などを通して、日本固有の食文化が形成されるプロセスを学び、日本食の真髄に迫ります。 講師は、ごぼうを日本食文化形成の重要なファクターと位置づけ、研究を続けておられる冨岡典子氏。
 今回も各地のごぼうを集めて展示するほか、好評の試食会では、在来種とF1種との食べくらべや、ごぼうの伝統食とスタッフオリジナルレシピによる料理を用意します。ふるってご参加ください。

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2019年10月 1日 (火)

大江戸味ごよみ 10月1日(火)練馬大根と綱吉と脚気

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとして書いたコラム。10月1日(火)のテーマは、練馬大根と綱吉です。

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江戸で暮らすとかかるので「江戸わずらい」といわれた脚気。その原因は、白米中心、野菜不足の食生活だった。五代将軍綱吉も若い頃に患い、練馬で養生した。綱吉が取りよせた尾張の種から、練馬は大根の名産地になっていく。練馬の農民は、江戸の朝市に間に合わせるため、午前一時頃に収穫した大根を馬にのせ、6~7時間かけて運んだという。

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2019年8月20日 (火)

福島秀史さんの畑 滝野川ごぼうのタネ採り

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八王子にある福島秀史さんの畑で滝野川ごぼうの花を見せてもらった後、タネ採りはいつかしら。ぜひ見せてもらいたい、と、福島さんにお願いしていました。「タネ採りに行きますよ」と待ちに待った連絡をいただいたのは蒸し暑い日が続いた頃。熱中症予防に帽子と梅干しと冷たいお茶、気持ちはすっかり採種のお手伝いで長靴と軍手を用意して出かけました。

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2019年8月 5日 (月)

福島秀史さんの畑 亀戸だいこん・タネ採り用

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クルマの多い街道から入ったところなのに、緑に囲まれた静かな山あいの畑と錯覚しそうです。道を挟んだ一角に、枯れた茂みがありました。亀戸だいこんのタネを採るために残しておいたのだそうです。蜘蛛の巣が捕まえたしずくが輝いて、その造形はまるでアート。
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福島秀史さんの畑 滝野川ごぼうの花

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私たち[伝統野菜プロジェクト]は、12月に「在来ごぼうフェスタ」を開くことになり、その準備に、ごぼうの情報を集めています。
「あ、ごぼうの花だ!」
先日、江戸東京野菜の勉強会で、「滝野川ごぼう」の花が展示されていました。持ってきてくださったのは、江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事で多摩・八王子江戸東京野菜研究会代表の福島秀史さん。その畑を見たい、タネ採りを見学したい、と強引にお願いし、八王子市川口地区にある畑にお邪魔しました。 
といっても、もともと福島さんは農家ではありません。大学卒業後歩いたのは広告畑、あることをきっかけに食と農に特化した広告会社を立ちあげる一方、2017年からは農地を借りて生産者になりました。その「あること」というのは、八王子に伝わる「高倉だいこん」の生産者はたった一軒になってしまった、と知ったことでした。その農家は偶然にも福島さんの妻の親戚だった! 結婚以来食べてきたたくあんは、その「高倉だいこん」だった、というわけです。

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2019年6月13日 (木)

てるぬまかついち商店の干しいも

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先日、あるセミナーの出席者リストに名前を見つけて挨拶した照沼勝浩さん。茨城県東海村の干しいも施設を、野菜と文化のフォーラムのメンバーとして見学したのは何年前でしょうか。照沼さんの農産物加工の取り組みは、「6次化」などという言葉が流通するずっと前からです。

セミナー後しばらくして、照沼さんから資料と「てるぬまかついち商店」の干しいもが届きました。農業生産法人「てるぬまかついち商店」の「かついち」は、勝浩さんの父上の名です。

透き通った黄金色の干しいも、品種は「紅はるか」です。やわらかく、甘い干しいもをいただきながら、資料を読みました。以下はそのまとめです。

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2019年3月10日 (日)

大江戸味ごよみ 3月10日(日) 亀戸だいこん

筑摩書房刊の日めくりカレンダー『大江戸味ごよみ2019』に、伝統野菜プロジェクトとしてコラムを書きました。本日、3月10日(日)のテーマは「亀戸大根」。亀戸大根にとっては、一年に一度のお祭りが開かれます。

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亀戸大根は長さ30~40cmほど、すらりとした真っ白な身に白い茎、江戸っ子好みの粋な姿が特徴だ。幕末から昭和にかけて亀戸で栽培されていたが、宅地化に伴って産地が北上し、現在は葛飾区高砂地区でわずかに作られているのみ。きめ細かい根とやわらかい葉を使う浅漬けが美味。亀戸の香取神社では、3月に亀戸大根を奉納する「福分けまつり」が開かれる。

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2019年1月25日 (金)

土佐伝統の在来野菜セット

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今年の「田村かぶ」は、「まるごと高知定期便」でやってきました。箱に入っていたのは、「潮江菜」、「田村かぶ」、「山内家伝来だいこん」、「下知ねぎ」、「八升豆」のクッキー。牧野野菜がほとんど、というかすべて。

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